ストレス反応(SAM軸)

人はストレスを受けると2つの様式の反応が起こることが知られています。SAM軸とHPA軸と呼ばれる反応です。
「急に犬に吠えられた時」「寒い時」「心配事をしている時」「痛みを感じている時」「将来の事」「金銭の事」「人間関係」「老化」「病気」…などストレスに感じる事は様々です。
「ストレス社会」と呼ばれる現代は人間が狩猟採集生活をしていた時代に比べて「心配」や「不安」が長引くことが多くなったのが一つの特徴ではないかと思います。

人間は何か大変な危険に遭遇した時には、そこから逃げるか、対象と戦うかを選ばなければいけません。戦うか、逃げるかという行動の準備として「逃走・闘争反応」があり、これらを起こす身体の反応はSAM軸(視床下部‐交感神経‐副腎髄質軸)として知られています。

SAM軸は交感神経を介したストレス反応です。ストレスを感じると、交感神経が興奮し、腎臓の上にある副腎髄質に命令が入力され副腎髄質からアドレナリンとノルアドレナリンを放出します。
ちなみに副腎髄質から放出されるアドレナリンは心臓の収縮力や心拍数、血糖値を上昇させます。またノルアドレナリンは末梢血管を収縮させて血圧を上昇させます。

ストレスを受けると交感神経が身体を戦闘態勢にし、いつでも戦えるモードにしてくれます。これらが短い間、起こる分には身体に支障はないかも知れませんが、何度も何度も起こったり、ストレスが長期にわたることで恐怖症やパニック障害、強迫性障害などの問題を引き起こす可能性が高まります。また、肩こりや腰痛にも影響します。ですので日頃から過度なストレスが加わらないように気を付けたいですね。

ところで交感神経の働きを鎮める方法としては副交感神経の働きを活発にすることです。
あんのん接骨院では「逃走・闘争反応」を活性化させるような痛い刺激や不快な刺激を身体に加えることがありません。静かな環境で疼痛科学に基づくやさしいケアを受けてみませんか?
副交感神経が活発になり、ストレスの解消にはとってもおすすめです。

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