良い睡眠が痛みを減少させる?

3月15日は「世界睡眠デー」だったそうです。そして明日3月18日は「春の睡眠の日」だそうです。
なんだか3月は睡眠を推してきますね!
と思ったら9月3日は「秋の睡眠の日」だそうです。それくらい(どのくらい…?)睡眠って大事ですよ!ということですよね。きっと。

さて、睡眠が大事だということは知っている方が多いですが、良い睡眠を取ると痛みが減少する可能性があることはあまり知られていないように思います。

睡眠が不足していると、脳や脊髄の神経細胞が興奮しやすくなり、 いつもは痛くならないくらいの刺激でも過敏に反応し、痛みを感じることがあります。また、身体に発生している炎症にも過敏に反応するようになってしまいます。

これらに加えて中枢神経(脊髄・脳)にはもともと痛みを抑制させる機能が備わっているのですが、睡眠障害があるとこれらの働きが低下し、結果的に痛みの感受性が高まります。

「ノルウェー人女性を対象とした大規模な集団ベースの研究では、頻繁な入眠困難や睡眠障害と定義される「睡眠障害」を支持する女性は、10年後に線維筋痛症を発症する可能性が著しく高いことが判明した。」

「不眠症症状が17年間の追跡調査で慢性筋骨格系疼痛(広範囲および局所の両方)を発症するリスクを有意に増加させることを発見した別の集団ベースの研究によって裏付けられている。」

「質の高い睡眠は、15 か月にわたる慢性的な広範な痛みの症状の解消を予測することも示されています。」
引用:The association of sleep and pain: An update and a path forward
Patrick H. Finan, Ph.D., Burel R. Goodin, Ph.D.,and Michael T. Smith, Ph.D.

多くの研究によって睡眠が痛みや疾病に関連していることが示されています。やはり夜はしっかり寝ることを習慣にしたいですね。

ところで、当院では「休息の神経」としても有名な副交感神経を活発にさせる工夫をしています。副交感神経が活発になると身体が休まる方向に機能したり、免疫を高めたり、気持ちを落ち着かせたり、睡眠を誘うことができます。

様々な施術所でお話を聞いてこられた方は痛みの原因として「骨盤の左右差」や「筋肉の硬さ」を気にされている方が多いですが「睡眠が取れているかどうか」を気にされる方はまずおられません。

眠る時間を確保していただくとスッと症状が軽くなるケースも良く経験します。あまり良く眠れていないという方がおられましたら睡眠をしっかりとってみることもおすすめです。もちろん、施術のご予約やご相談もお待ちしております。

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