絞扼性末梢神経障害(こうやくせいまっしょうしんけいしょうがい)って?

絞扼性末梢神経障害は、脳や脊髄から出た末梢神経が走行する途中に骨や靱帯、筋膜などによって通り道が狭くなった所(生理的狭窄部位)で神経が締め付けられることによって発生する神経障害の総称です。また、「トンネル症候群」などとも呼ばれています。

脊髄や脳から出た末梢神経の線維には3つのタイプがあります。

・運動神経→筋肉を動かす神経。
・感覚神経→温度や痛み、触った感じ、姿勢の知覚。
・自律神経→血圧、血流、体温、内臓の働きを制御。

末梢神経がダメージを受けて、機能が低下すると以下のような症状が起こります。

・運動神経が障害→筋力が低下したり、筋肉が痩せてしまう場合があります。
・感覚神経が障害→痛みやしびれなどを感じたり、逆に感覚が鈍くなったり、無くなったりします。
・自律神経が障害→発汗障害、知覚過敏などが生じます。

実際には末梢神経の束は運動神経や感覚神経、自律神経の線維が混在していますので、様々な症状が生じることもあります。

神経が障害されるのは摩擦や圧迫、絞扼などの物理的なストレスだけではなく、薬剤や重金属、糖尿病や多量の飲酒なども神経障害を引き起こす要因になります。

あんのん接骨院では痛み・コリ・しびれなどの症状を改善したい方や、身体の良いコンディションを保ちたい方のご来院をお待ちしております。
疼痛科学・神経科学に基づいた、静かでリラックスできる徒手療法をあんのん接骨院で試してみませんか?

※★その症状「接骨院」ではなく、なるべく早く「病院」へ★
特に突然現れた頭痛や腹痛、胸の痛み、突然耳が聞こえにくくなるなどの症状、症状が非常に長引いている場合原因不明にもかかわらず急激に悪化する症状安静にしていても痛みが起こる症状など、症状の原因が筋肉や関節などの運動器とは限らず、病院での精査や鑑別が必要な内科的な要因の可能性も考えられます。「接骨院」ではなく早急に病院を受診していただくことが適切です。

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