今回は「痛みがなかなか引かないのはなぜ?」というお悩みに関係のある 「中枢性感作(ちゅうすうせいかんさ)」という、少し難しいけれど大事な現象について、 わかりやすくお話してみたいと思います。
痛みが”しみついてしまう”ってどういうこと?
たとえば…「歩くと左の膝が痛い。でも無理して毎日歩き続けている」という状態があるとします。 すると、脳や脊髄などの痛みの信号を受け取る部位が、毎回その刺激に反応して興奮します。
これが何度も繰り返されると、 神経たちはちょっとした刺激にも敏感に反応するようになってしまうんです。 まるで、「痛みスイッチ」が入りやすい状態になるような感じですね。
それが「中枢性感作(ちゅうすうせいかんさ)」です
この状態は「中枢性感作」と呼ばれています。 簡単に言うと、「痛みを感じる神経(脳や脊髄)が、痛みに対して過敏になっている状態」です。しかも、中枢神経が過敏になると…
左ひざの痛みだったのが
→ 右ひざにも広がり
→ 股関節や腰まで痛くなってきた…
というふうに、痛みの範囲が広がってしまうこともあります。
少し話が逸れますが…
「右膝の痛みは、左膝をかばうように歩いたから起こった…」
「痛みをかばう生活の中で骨盤が歪んできたことによって右膝や腰に痛みが出てきた…」
「痛みがある場所の筋膜が癒着を起こし、離れた他の部位が伸張されて痛んでいる…」
痛みの範囲が広がることへの説明は様々な形で色々な場所で行われますが、そもそも私たちの身体には「中枢性感作」という現象があることを知っていると、それらの仮説が説明通りだとは限らないのではないか…?と考えることができます。
痛みを減らしたくて受けた刺激が、逆効果になることも…
ここでちょっと考えてみたいのが、 「痛いときに受ける強い刺激や、ちょっと痛いマッサージ」のことです。「痛いけど効いてる気がする」 「終わったあとはスッキリする」…たしかに、そう感じることもあると思います。 でも実は、強い刺激が「脳から出る鎮痛物質」を一時的に出しているだけかもしれません。そして残念なことに、その一時的な効果のあと、 中枢神経の過敏な状態がさらに進んでしまうこともあると考えられています。
でも、逆にやさしい刺激って意味あるの?
実は施術の刺激が優しいことにもちゃんと意味があります。
やさしい刺激でも、脳と神経はしっかり反応してくれます。
私たちが提供しているDNM(Dermo Neuro Modulating)もまさにその一つ。
痛みを与えない、
強く押さない、
神経に「脅威はありませんよ。もう痛みを表現しなくても大丈夫。」
と伝えるようなやさしいアプローチの方が「痛みスイッチ」が安全に切り変わります。
同じように痛みが減るなら、「やさしい方法」を選びたい
強く押しても、やさしく触れても、どちらでも痛みが軽くなる可能性があるのなら…
リスクの少ない方を選びたいと思いませんか?
やさしい刺激なら、神経を過敏にさせるリスクが低く、小さな血管や皮膚・筋肉を傷つける心配もありません。
なにより「怖くない」「安心できる」ということが、「痛みがしみついてしまった状況」から痛みを減らすのにとても大事な条件なんです。
いたわりながら、痛みをやわらげる方法を試してみませんか?
痛みに悩む方の多くが、 「どうにかしたい」と思って、がんばって色んな刺激を受けてこられたのだと思います。
しかし本当に身体に必要なことは「いたわられること」「安心すること」かもしれません。
やさしいアプローチでも、脳と神経に届きます。
●「痛みが長引いてつらい」
●「いろいろ試したけど、よくならない」
●「強い刺激はちょっとこわい」
そんな方に、ぜひ一度、DNM(デルモニューロモジュレーティング)を体験していただきたいと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました️。
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