DNIC(広汎性侵害抑制調節:こうはんせいしんがいよくせいちょうせつ)

DNIC(ディーニック)(※1)は元からある痛みを新しく痛み刺激を加える事で一時的に軽減させる作用の事を言います。様々な治療法やテクニックがあり、痛みが改善したり身体が軽くなった事を感じますが、DNICによって効果が現れていると予想されるものも多いです。例えば強いマッサージ、刺激的なストレッチなどの後、痛みが改善している事はDNICで説明できます。

※1 DNICは「痛みが痛みを抑制する」現象です。もともとあった手の痛みが手と離れた部位である足の痛み刺激で減弱する現象をさします。1979年フランスのLe Barsらのグループによって初めて報告されました。

これらは効果が一時的なだけでなく、問題になる事があります。私達が今まで「体に良い」と思っていたあの痛い、もしくは痛気持ちいい刺激の問題点は例えば、
①皮膚、毛細血管、神経、筋組織などに損傷が起こる。
②強い刺激の施術は体を痛みに敏感な体質にしてしまう可能性。
③脳から鎮痛物質が放出され、痛みが緩和されるが一時的。
④痛みを新たに経験すると防御反応として筋肉の持続的な収縮が起こる。
結果的に筋肉が余計に硬くなる。

そういう意味では筒状の道具で痛みを堪えてふくらはぎや大腿部をゴロゴロするのはおすすめできませんし、痛みをちょっと我慢しながらゴルフボールを足の裏で踏みつけるのもおすすめできません。

痛みは脳を含めた神経系にあります。痛みを伴うアプローチは長い目でみるとデメリットが大きいと考えています。

痛みを伴わず快適に、神経系が変化するきっかけを与えるアプローチ。
DNMについてはこちらから。

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