頭や顔の痛み

一般的な頭や顔の痛みを伴う疾患やケガ

医学的なチェックの重要性
命に関わる頭痛があります。突然発症した頭痛、今まで経験したことがない痛みの頭痛、6ヶ月以内に発症した頭痛、頭部の外傷による頭痛、早朝に発生すると次第に悪化する頭痛など、早急に専門病院での検査・鑑別が必要な場合があります。まずは専門病院での受診をご検討下さい。

頭痛について
頭痛は我が国の人口の4人に1人が経験するありふれた疾患です。一次性頭痛と二次性頭痛があり、一次性頭痛は命に関わらない片頭痛、緊張型頭痛、群発性頭痛などをいいます。二次性頭痛はクモ膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎、慢性硬膜下血種、副鼻腔炎、緑内障などの病変のために発生する危険な頭痛や命に関わる頭痛を言います。

片頭痛とは
20歳代から40歳代の女性に多い頭痛です。日常生活で痛みが増悪します。音や光、匂いに過敏になったり、頭痛とともに悪心や嘔吐を伴う場合もあります。片頭痛はこめかみから側頭部に脈打つような頭痛が生じます。ストレスや疲労、睡眠不足、睡眠過多、飲酒などが発作の誘因と考えられています。片頭痛では頭蓋内の血管が拡張すると痛みが悪化します。ですので、入浴やマッサージ、飲酒などで悪化すると考えられています。逆に、暗く静かなところで安静にしたり、冷却したり、血管を収縮させるような環境の変化で症状が軽快する特徴があります。

緊張型頭痛とは
緊張性頭痛は一次性頭痛の中で一番多いものとして知られています。緊張型頭痛は頭を締め付けるような痛みや頭重感があります。頭痛の誘因として挙げられるのは精神的・身体的ストレスや不安、うつ状態、運動不足、眼精疲労などがあります。片頭痛と逆で、血管の拡張が症状を軽減させます。ですので、運動やマッサージ、飲酒や入浴をしたりすると症状が軽快する特徴があります。

群発頭痛とは
20~40歳代の男性に好発とされます。有病率は0.01%とまれな頭痛です。主に深夜、片側の眼窩部の激痛が1時間ほど続きます。激痛のためのたうち回る、動き回るなどの行動を伴いやすく、およそ1カ月間毎日同じような時間帯に発作が出現することが多いとされています。自律神経症状(流涙、鼻漏、Horner症候群(交感神経の障害により縮瞳・眼瞼下垂・患側顔面の発汗低下))が伴う場合があります。様々な仮説はありますが、発作の機序は不明です。誘因として飲酒が挙げられます。

三叉神経痛
40~60歳代の女性に比較的多いとされています。顔面の感覚を支配する三叉神経の分布領域に沿って、片側性に数秒から数十秒続く激痛を繰り返します。顔面に触れる、洗顔、会話、食事、などで誘発されます。近年、三叉神経痛の多くが、血管による三叉神経の圧迫が原因で生じていることが明らかとなり外科的治療も行われるようになっています。

このような頭や顔の痛み・違和感でお悩みの方が来院されています。

  • デスクワークが続くと頭が痛くなってくる。
  • お風呂に入ったり動かすとその時だけ楽になる。
  • 仕事が忙しくなったり、ストレスを感じると痛み
  • 肩や首にも痛みやコリを感じる。
  • 顔や顎、首の付近に重いコリを感じる。
  • 頸の後面から後頭部にコリを感じる。

あんのん接骨院の徒手療法を試してみませんか?

末梢神経や皮神経にアプローチします
神経の役割は身体の内外からの情報を脳に入力し、その入力情報に応じた情報を出力することです。「痛み」は脳からの出力情報です。この脳に繋がっているのが末梢神経や皮神経です。当院では、痛み・コリ・しびれに悩む患者様の末梢神経や皮神経にやさしい徒手アプローチを行うことで中枢神経(脳・脊髄)からの出力を変化させるきっかけを与えます。

やさしくアプローチする理由
出力される「痛み」の情報を変えようと思うと、体に入力する情報に配慮する必要があります。例えば、痛い刺激のアプローチのように「組織を傷つけられるかもしれない脅威(侵害刺激)」を入力情報として受け取った脳や脊髄はそれをどう認知し、出力する可能性があるでしょうか。痛みの問題を根本的に解消するためにはその方の快適な感覚を大切にし、アプローチは痛みをはじめあらゆる不快な刺激を入力しないことが重要と考えています。

アプローチがどのように効果として現われるでしょうか。
全身を72キロに渡って走行している末梢神経ですが、途中で筋肉や骨の間といった狭い道を通ったり、摩擦や圧迫といったストレスを様々な場所で受けています。

例えば、皮膚に分布する皮神経(末梢神経)や皮神経に繋がる血管が圧迫を受け、神経に酸素と栄養が足りない状況と老廃物や発痛物質が排出できない状況が続いたとします。

皮神経には炎症や浮腫が起こっています。そこで、皮膚にやさしくアプローチすると皮神経内の血流が改善されます。神経の浮腫も解消されますので、周囲の組織から圧迫を受けていた末梢神経も空間的に余裕が生まれます。末梢神経の働きが改善し、その結果感じていたしびれが減少します。

そして、正常に働くようになった神経は、自分自身に起こる異常(「酸素と栄養の在庫が足りません!」という訴え)を中枢神経に伝える必要がなくなります。その状況の変化を受けて中枢神経は「痛みの信号」を出力するのを辞めます。その結果、痛みが減少します。

筋肉は緊張を緩めることができます。なぜなら、「痛みの信号」が出力されなくなったおかげで、中枢神経から「筋肉を硬くしろ!」という命令がそれほど来なくなったからです。その結果、長く悩んでいた筋肉の硬さ(コリ)が減少し、身体も動かしやすくなります。

疼痛科学に基づく徒手療法DNM
いくらマッサージしてもらっても良くならなかった方、一通りの治療は試してみたけど改善しなかった方、強い刺激の施術を受けても効果が一時的だった方へ。
当院では既に科学的に確認された結果に基づき、皮神経と末梢神経へアプローチし「脳を含む神経系を変化させる」という今までの徒手療法の常識には無かったアプローチを実践しています。あなたの痛み・コリ・しびれに疼痛科学に基づく徒手療法を試してみませんか?※こちらもチェック→DNMについて