肩こりや腰痛、また、立ったときにちょっと不安定に感じること…ありませんか?
「歳のせいかな」「運動不足だからかな」と思うこともあるかもしれませんが、
実は体の感覚が大きく関係しています。
今回は、体の感覚と体が揺れずに安定して立ったり動いたりするための仕組み(姿勢制御)、
そして徒手療法(DNM)が役に立てることについても、解説していきます。
他の症状や、からだの仕組みについても紹介しています。もしよければご覧ください。
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姿勢を支える“感覚の重みづけ”
立っているだけでも、私たちの体は常に微妙に揺れています。
立位姿勢の微細な揺れは、視覚・前庭感覚・体性感覚からの情報を脳を含む神経系が統合し、
筋肉へ指令を送ることで制御しています。
- 視覚:目からの情報 → 約10%
- 前庭感覚:耳の奥にあるバランス器官 → 約20%
- 体性感覚:皮膚や筋肉・関節の情報 → 約70%
※この割合(視覚10%・前庭20%・体性感覚70%)は、 安定した立位姿勢での代表的な目安です。実際には環境や人によって変わることがあります。
例えば、暗い部屋で歩くと目が頼れない分、体の皮膚や関節、耳の前庭器官ががんばってバランスを保ちます。
つまり、どの感覚を重視するか(重みづけ)は、状況に応じて変わるのだそうです。
本当に体って良くできていますよね。
体性感覚と皮膚の役割
体性感覚の大部分は、皮膚や筋肉の受容器からの情報です。
皮膚には「ルフィ二小体」というセンサーがあり、持続的に皮膚が伸びると反応します。
例えば膝を曲げ伸ばしする際にも、このルフィニが反応しています。
この刺激は、筋肉の緊張や関節の位置感覚に影響し、脳が「今、自分の体はどんな状態か」を把握するのに役立っています。この内部地図を専門的には身体図式(ボディマップ)と呼びます。
たとえると、自分の体を頭の中で地図として持っている状態。
この地図が正確だと、歩く・立つ・体をひねるなどの日常動作がスムーズに行えます。
身体図式と運動制御
身体図式は、脳の運動プログラムを作るときの基礎になります。
もしこの図式が少しあいまいだと、足首や股関節でのバランス調整が遅れたり、動きにムダが出たりする可能性も考えられます。
たとえば、柔らかいマットの上で立つと、床からの情報が不安定になり、股関節や膝の動きでバランスを補う必要があります。これは、脳が感覚情報を統合して最適な姿勢を作ろうとしている証拠です。
徒手療法として、DNMはどう役立つ?
DNM(DermoNeuroModulating)は、皮膚や神経系に適切な刺激を与えて、体性感覚情報を更新できる可能性があります。
つまり、
- 皮膚の感覚入力が安定する
↓ - 身体図式(ボディマップ)の精度が上がる(脳が体の状態を正確に把握できる)
↓ - その結果、バランスや姿勢の安定化がサポートされる
たとえば、立ったまま目を閉じてバランスを取ると、視覚からの情報が遮断され、
体性感覚と前庭感覚がより活発に働きます。
DNMはこの体性感覚を刺激し、姿勢制御の土台をサポートすると考えられます。
姿勢制御は、視覚・前庭・体性感覚の協調で成り立っており、
特に体性感覚が日常のバランスや動作に大きく関わることが知られています。
DNMは皮膚へのアプローチを通じて体性感覚をサポートし、、姿勢制御をサポートできる可能性があります。
「体のバランス感覚が気になる」「立っていると不安定」と感じるとき、
体性感覚を更新することで姿勢やバランス改善につながるかもしれません。
DNMはその手助けのひとつとして、取り入れられるアプローチだと考えています。
参考
・足底感覚は正常な立位バランスの維持に大切という視点:
Peter F Meyer ,et al.The role of plantar cutaneous sensation in unperturbed stance
・足底の触覚の強化は、立位姿勢時の揺れを減らすという視点:
Yun Wang,et al.Effect of plantar cutaneous inputs on center of pressure during quiet stance in older adults
・足底の感覚の低下が、バランスをとるための戦略を変えてしまうという視点:
Peter F Meyer,et al.Reduced plantar sensitivity alters postural responses to lateral perturbations of balance
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