下腿や足首の痛み

一般的な下腿や足首の痛みの原因疾患について

足関節靭帯損傷(足関節捻挫)
スポーツ活動中や歩行時に段差などで足関節を内側に捻り負傷します。足関節の外側に腫脹・疼痛・圧痛・皮下出血などが現れます。負傷直後からRICE(安静・冷却・圧迫・挙上)を行います。重症度に応じたテーピング、足関節装具、U字シーネ固定、ギプス固定などを行います。

アキレス腱断裂
30~40歳代の方に多いとされます。アキレス腱付近で断裂音を自覚していることもあります。保存療法ではギプス固定やアキレス腱断裂用の装具を利用する方法があります。また手術療法ではアキレス腱を縫合します。保存療法に比べて再断裂のリスクが少ないとされています。

外反母趾
外反母趾は足の親指の先から数えて2つ目の関節(MTP関節)の外反と、第1中足骨の内反により、第1中足骨頭が突出している状態です。靴を履いた時などに圧迫されると痛みが発生します。

内反小趾
小趾がMTP関節で内反変形(母趾側に曲がる)し、第5中足骨頭が外側に突出した状態です。外反母趾のように、靴を履いた時などに圧迫されると痛みが発生します。

こむら返り
下腿三頭筋に生じる筋の痙攣です。健常者では寒冷や疲労、水分不足、ミネラル(電解質)不足でも発生します。まれに神経疾患や筋疾患、血管の病気でも起こります。

レストレスレッグス症候群
足がムズムズする。足に不快感がある。などの症状で夜に眠れなかったり、じっと座っていられなくなります。ムズムズ足症候群や下肢静止不能症候群とも呼ばれています。足を動かすと症状が軽快する特徴があります。アルコールやカフェイン、喫煙などを制限する。睡眠時間を確保するなど生活習慣の改善によって回復する場合もあります。

アキレス腱滑液包炎
アキレス腱が踵に付着する部分の付近にある踵骨後部滑液包(アキレス腱滑液包)に生じる炎症です。歩行時などに痛みが発生します。患部の安静、踵を少し高くするようにしてアキレス腱の張力を緩めるようにするなどの保存療法があります。難治例では滑液包の切除などの手術が行われます。

シーヴァー病
10歳前後の男児に好発する踵骨骨端部に生じる骨端症です。運動時痛や跛行(びっこをひいて歩く)がみられます。運動制限やストレッチなどの保存療法が基本となります。

足底腱膜炎
中年女性に好発します。足底にある足底腱膜が踵の骨に付着している部分で引っ張られ発生する炎症です。起床時の第一歩目が痛むことが特徴的です。保存療法として足底板の使用や足底腱膜のストレッチなどがあります。

参考書籍:
・岡庭豊/病気がみえるvol.11 運動器・整形外科/メディックメディア
・標準整形外科学 第13版/医学書院

こんな下腿や足首の痛みや違和感でお悩みの方が来院されています。

  • 立ち仕事が続くと踵や足底が痛む。
  • 朝起きて最初に足に荷重した時が痛む。
  • 立っていると足底に違和感を感じる。
  • 足がムズムズする。
  • 歩くと足首に痛みがある。
  • 正座をすると足首が痛む。
  • アキレス腱付近が圧迫されると痛む。
  • 足がしびれる。
  • 1枚皮をかぶっているような鈍い感覚が足にある。
  • 膝の裏からふくらはぎにかけて痛む。
  • 外反母趾で親指が痛む。

あんのん接骨院の徒手療法を試してみませんか?

末梢神経や皮神経にアプローチします
神経の役割は身体の内外からの情報を脳に入力し、その入力情報に応じた情報を出力することです。「痛み」は脳からの出力情報です。この脳に繋がっているのが末梢神経や皮神経です。当院では、痛み・コリ・しびれに悩む患者様の末梢神経や皮神経にやさしい徒手アプローチを行うことで中枢神経(脳・脊髄)からの出力を変化させるきっかけを与えます。

やさしくアプローチする理由
出力される「痛み」の情報を変えようと思うと、体に入力する情報に配慮する必要があります。例えば、痛い刺激のアプローチのように「組織を傷つけられるかもしれない脅威(侵害刺激)」を入力情報として受け取った脳や脊髄はそれをどう認知し、出力する可能性があるでしょうか。痛みの問題を根本的に解消するためにはその方の快適な感覚を大切にし、アプローチは痛みをはじめあらゆる不快な刺激を入力しないことが重要と考えています。

アプローチがどのように効果として現われるでしょうか。
全身を72キロに渡って走行している末梢神経ですが、途中で筋肉や骨の間といった狭い道を通ったり、摩擦や圧迫といったストレスを様々な場所で受けています。

例えば、皮膚に分布する皮神経(末梢神経)や皮神経に繋がる血管が圧迫を受け、神経に酸素と栄養が足りない状況と老廃物や発痛物質が排出できない状況が続いたとします。

皮神経には炎症や浮腫が起こっています。そこで、皮膚にやさしくアプローチすると皮神経内の血流が改善されます。神経の浮腫も解消されますので、周囲の組織から圧迫を受けていた末梢神経も空間的に余裕が生まれます。末梢神経の働きが改善し、その結果感じていたしびれが減少します。

そして、正常に働くようになった神経は、自分自身に起こる異常(「酸素と栄養の在庫が足りません!」という訴え)を中枢神経に伝える必要がなくなります。その状況の変化を受けて中枢神経は「痛みの信号」を出力するのを辞めます。その結果、痛みが減少します。

筋肉は緊張を緩めることができます。なぜなら、「痛みの信号」が出力されなくなったおかげで、中枢神経から「筋肉を硬くしろ!」という命令がそれほど来なくなったからです。その結果、長く悩んでいた筋肉の硬さ(コリ)が減少し、身体も動かしやすくなります。

疼痛科学に基づく徒手療法DNM
いくらマッサージしてもらっても良くならなかった方、一通りの治療は試してみたけど改善しなかった方、強い刺激の施術を受けても効果が一時的だった方へ。
当院では既に科学的に確認された結果に基づき、皮神経と末梢神経へアプローチし「脳を含む神経系を変化させる」という今までの徒手療法の常識には無かったアプローチを実践しています。あなたの痛み・コリ・しびれに疼痛科学に基づく徒手療法を試してみませんか?※こちらもチェック→DNMについて