歩くたびに膝や足が痛むけれど、無理をして歩き続けている……。そんな状態が続くと、実は筋肉や関節といった組織だけでなく、末梢神経や脳や脊髄といった中枢神経そのものが敏感になってしまうことがあります。
同じ動作で痛みを感じる状態が続くと、
神経の働きが少しずつ変化し、
刺激を受け取りやすい状態になることがあります。
これは、身体が怠けているわけでも、
気のせいでもありません。
身体が「守ろう」とした結果として起こる、
自然な反応のひとつです。
これは、単に「腰や膝が悪いから」「筋肉が弱いから」だけでは
説明できない場合があります。
神経が“身構えたまま”になることがあります
同じ刺激が何度も続くと、
脳や脊髄などの神経は、
「また痛みが来るかもしれない」
と、先回りして反応しやすくなることがあります。
このように、
痛みを感じ取る仕組みの感度が高い状態が続くことを
中枢性感作(ちゅうすうせいかんさ)と呼びます。
中枢性感作のイメージは防犯アラームの感度に似ている
中枢性感作は、
防犯アラームの感度が上がりすぎた状態に例えると
イメージしやすいかもしれません。
本来、アラームは
「本当に危険なとき」だけ鳴るように設定されています。
ところが、
- 小さな揺れ
- 何度も続く刺激
が重なると、
風が吹いただけでも大きく鳴ってしまうことがあります。
身体の痛みも似ています。
「歩くと痛い」という刺激が繰り返されることで、
神経が常に警戒したままになり、
本来なら問題ない刺激でも
痛みとして感じやすくなることがあるのです。
これは、
身体が弱くなったわけでも、壊れたわけでもありません。
守ろうとして、頑張りすぎている状態とも言えます。
すべての痛みに起こるわけではありません
大切なのは、
この状態が誰にでも必ず起こるわけではないということです。
痛みが続く背景には、
- 身体の使い方や姿勢の取り方
- 筋肉や関節の状態
- 睡眠や疲労
- 生活のストレスや不安
など、さまざまな要素が重なっています。
中枢性感作は、
その中のひとつの見方にすぎません。
「強い刺激=効く」と感じる理由
痛みがあると、
「強く押してもらった方が効いた気がする」
と感じることがあります。
これは、
脳から一時的に痛みを和らげる物質が出るため、
その場では楽になることがあるからです。
強い刺激と鎮痛についてのおすすめ記事:DNIC(広汎性侵害抑制調節:こうはんせいしんがいよくせいちょうせつ)
ただし、刺激が強すぎると、
- 神経がさらに身構える
- 「危険な刺激」として記憶される
ということが起こる場合もあります。
やさしい施術は「何もしない」わけではありません
やさしい刺激は、
弱い刺激という意味ではありません。
目的は、
『痛みがある状態でも、これ以上の危険ではない刺激を
神経に経験してもらうこと』です。
すでに痛みとして認識されているものを
「安心に変える」ことはできません。
けれど、
- 痛みを増やさない
- 身構えを強めない
- 「大丈夫だった」という経験を重ねる
ことは可能です。
やさしい刺激を利用するのは、
神経が少しずつ守りの強さを緩めていくための手段です。やさしい施術について・施術方針を見る
施術でできること・一緒に取り組むこと
施術でできるのは、
- 神経の過剰な警戒を和らげるきっかけをつくること
- 身体が「これ以上守らなくてもよい」と感じる経験を増やすこと
です。
一方で、
- 日常の動き方
- 痛みとの付き合い方
- 無理をしすぎていないか
といった部分は、
一緒に整理していく領域になります。
施術だけで何とかしようとするのではなく、
身体の声を聞きながら、
回復しやすい方向へ進んでいくことが大切だと考えています。
同じように痛みがやわらぐなら
もし、
- 強い刺激でも
- やさしい刺激でも
同じように痛みがやわらぐ可能性があるなら、
身体にとって負担の少ない方法を選ぶ理由は
十分にあると思っています。
痛みを我慢して無理を重ねることが、
必ずしも回復につながるわけではありません。
痛みは、組織が壊れているサインというより、
身体が危険を避けようとして出している反応である場合も多いからです。
そうした背景をふまえた上で、
身体に過度な負担をかけない施術を行っています。
あんのん接骨院の施術の考え方については
👉「はじめての方へ」も参考にしてみてください。
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