いつも、あんのん接骨院のブログを読んでくださり、本当にありがとうございます。
決して便利とはいえないこの場所に通院してくださっている方も、まだお会いしたことのない方も、
こうしてページを開いてくださることを、とてもありがたく感じています。
西院で接骨院を続ける中で、痛みに悩む方と向き合う時間は、私にとって学びの連続でした。
今日は少しだけ、施術の方法というよりも、
「私が大切にするようになったこと」について書いてみようと思います。
以前の私は、その場で魔法のように一瞬でからだが変わることこそが「正解」だと思っていました。
それは、施術を受けた相手にも分かりやすく、正直なところ施術者としても“手応え”を感じやすい方法でした。
2009年に接骨院を開業してから、私はいくつも徒手療法を学んできました。
柔道整復師の専門学校の時代に、ある先生がこうおっしゃっていたのを覚えています。
「徒手療法を学ぶなら、神経・関節・筋肉・筋膜それぞれの組織に対するアプローチを揃えておいた方がいいよ。」
「なるほど」と思い、その言葉どおりに当時は頻繁に勉強会に通い、いろいろな手技を身につけていきました。
ですが、消えない疑問が残りました。
もちろん、明らかな炎症や損傷など医学的な対応が必要と考えられる場合は、そちらを優先します。
その上でなお続く痛みに対して、私はどう向き合えばいいのかを考えるようになりました。
「そもそもなぜ、痛みが良くならない人がいるのか」
「どの組織が痛んでいるのか、本当に手で正確に鑑別できるのか」
「姿勢が悪いから痛むと習ったけれど、変形していても痛くない人がいるのはなぜなのか」
そうした疑問を抱え続ける中で、
私の中でひとつの答えとして腑に落ちたのが、2020年から当院で主に用いている徒手療法「DNM」でした。
どの徒手療法も、実は“神経”に働きかけている
筋肉を触れても、
関節を動かしても、
皮膚を滑らせても、
最終的にその情報は、神経を通って脳に届きます。
つまり、どの徒手療法も、突き詰めれば「神経系」に働きかけています。
では、DNMの何が違うのか。
沢山ありますが、その一つとしてお伝えしたいのは、
相手の神経系が変化のきっかけをつかむのを
“静かに待つ時間”があることです。
DNMは、筋肉や関節、姿勢といった目に見える構造を直接変えようとするものではありません。
ですが、
目に見えない“脳を含めた神経系”が
安心して状況を再評価できる余地をつくることを目的としています。
そして、その変化を急がず、尊重します。
当然、個人差があります。
その方の体調や生活背景、
脳に備わっている痛みを抑える機能など、
さまざまな条件によって反応は変わります。
だからこそ私は、
「どう変わるか」を決めつけるのではなく、
丁寧に経過を見ていくことを大切にしています。
少し正直なことを言うと、
こうしたやり方は、効率を求めるスタイルとは、方向性が大きく異なるかもしれません。
でも私は、
相手の身体が自分で適応していく過程を尊重したいと思っています。
その場で劇的に変わらないこともあります
正直にお話しすると、DNMで施術をしたからといって、
その場ですぐに、しかも劇的に痛みが消えることばかりではありません。
「うーん…ちょっと楽かも…?」
という程度で終わることもあります。
例えばですが、
実際、痛くて体を曲げることができないような、
ぎっくり腰と思われる方に施術したときもそうでした。
施術直後の変化はそれほど大きくありませんでした。
また、その後の通院はありませんでした。
ところが後日、その方からの紹介で来られた方がこう教えてくださいました。
「あの日、○○さん、自転車でここから帰ったあと、腰が痛いの無くなってたんやって。」
つまり、その場では静かだった変化が、
時間差で大きく現れることもあります。
もちろん、自転車で身体を動かしたことや、その日の安心感など、
いくつかの要素が重なった結果かもしれません。
それでも私は、こうした出来事が一度きりではなく、何度か重なる中で、
神経系が時間をかけて状況を再評価している可能性を感じるようになりました。
一緒にしていることは、「脳の再評価」を待つことかもしれません
強い刺激は、その場で変化を感じやすいことがあります。
一方で、防御反応が強くなる場合もあります。
DNMは、とても穏やかな入力を使います。
「これは危険ではない」
「今は大丈夫」
そうした情報を神経を通して脳に届けるイメージです。
私が無理に変えにいくのではなく、
身体が安心して判断を更新する時間を尊重する。
そのような感覚で向き合っています。
中枢神経が敏感になっている状態?
痛みが長く続いている方の中には、
神経が少し敏感になっている状態
(中枢性感作と呼ばれることもあります)が関わっている場合があります。
もちろん、DNMがそれを直接「治す」と証明されているわけではありません。
ですが臨床の中で感じているのは、
強い刺激を与えなくても、
その場で劇的に変わらなくても、
時間の経過とともに状態が安定していく方がいる
という事実です。
それは、以前の私の評価軸では見落としていたかもしれない変化でした。
例えば、年に何度も起き上がれないほどの痛みが発生して悩んでおられた方が、
ここ数年は大きく崩れなくなっている。
そういった変化を、ここ数年で何例も見てきました。
体を変えるのではなく、判断を変える
以前は、施術直後の変化を大切にしていました。
今は、その日よりも
3日後、1週間後、1ヶ月後の状態を大切にしています。
身体が生活環境の中でどう適応していくか。
DNMを取り入れてから、私の施術観はそこへと移りました。
筋肉を整える、骨を戻す、というよりも
身体に入る情報を整え、神経系の判断を助ける。
「治してもらう」ではなく、
「自分の神経系が自分のからだを調整して変化させていく」
その感覚を大切にしていただいています。
西院で慢性痛にお悩みの方へ
なかなか良くならない痛みや、自律神経の乱れに不安を感じている方へ。
強い刺激ではなく、身体の反応を尊重しながら進める施術を大切にしています。
小さな気がかりでもかまいません。
西院で接骨院をお探しの方は、どうぞ一度ご相談ください。
あんのん接骨院の施術の考え方については
👉「はじめての方へ」も参考にしてみてください。
はじめての方へ―あんのん接骨院はこんなところ
「私の症状も改善する?」施術の詳細や料金についてはこちら。
メニュー・料金を確認する
西院で慢性痛や
自律神経の働きの乱れに
お悩みの方へ。
「なかなか良くならない…」
そんな小さな気がかりでも、
まずは一度ご相談ください。
今の状態に合わせた無理のない施術で、
\変化のきっかけをつくります。/
施術中・外出中・受付時間外は電話にでられません。
西院で慢性痛や自律神経の働きの乱れにお悩みの方は、
京都市右京区西院の接骨院 あんのん接骨院 も参考にしてみてください。
あんのん接骨院 トップページ

