いつもあんのん接骨院をご利用いただき、ありがとうございます。
今回もいつも頑張っている皆さんの身体が、少しでも軽くなるヒントになれば嬉しいです。
私たちの身体は、日常のあらゆる動きを「感じる → 脳で判断する → 動く → その結果をまた感じる」
という循環で動作をコントロールしています。このしくみを、感覚運動ループと呼びます。
コップを取る動作で言えば、
①感覚入力: コップを見る。
↓
②処理: 距離、形、位置を判断し、手を伸ばして取る計画を立てる。
↓
③運動出力: 腕と手の筋肉に指令を送り、動かす。
↓
④フィードバック: 手がコップに触れた感触(触覚)、持ち上げた時の重さや筋収縮、
コップに近づく手の動きを視覚で確認した情報など。
このように、感覚 → 判断 → 運動 → フィードバックが絶えず循環しています。
①外界や体内の情報を「感覚受容器」が受け取る
目、耳、皮膚などの感覚器官が環境からの情報(視覚、聴覚、触覚など)を検出します。
これらの信号は神経系を通じて脳または中枢神経系に伝達されます。
②脳・脊髄(中枢神経)がそれを統合し、行動計画(運動プラン)を作る
脳(特に感覚野や運動野、小脳など)で感覚情報が処理・解釈されます。
過去の経験や現在の目標と照らし合わせ、適切な応答が決定されます。
③筋肉に指令を送って動く
脳からの指令が運動神経を通じて筋肉に伝達されます。
これにより、移動、把持、話すといった具体的な運動行動が実行されます。
④その結果をまた「視覚」「触覚」「固有受容感覚」「前庭感覚」などでモニタリングし、修正する
実行された運動の結果が、再び感覚入力としてシステムに戻されます(例:腕を伸ばした結果、物が触れた感覚)。このフィードバック情報が次の感覚入力となり、ループが閉じます。
なくてはならない機能ですが、
実は、痛みが続くとこの感覚運動ループの働きにエラーが生じやすくなる心配もあります。
痛みが長引くと、感覚の精度が下がる可能性がある
慢性痛の方では、脳が入ってくる情報を“過敏に”受け取ったり、逆に“大まかに”受け取ったりすることがあります。
すると、その情報をもとに様々な出力を決めているので、運動の指示もまたズレてしまう可能性があります。
研究などでは慢性痛がある方は脳にある身体地図「ボディマップ(体性感覚)」が不鮮明になるようなことが起こります。
参考:Moseley, Lorimer G./I can’t find it! Distorted body image and tactile dysfunction in patients with chronic back pain
そして、このボディマップは“自分の身体を自分のものだと感じる感覚(身体所有感)”にも深く関わっています。(※身体所有感についてはこちらのブログもおすすめ)
ボディマップがぼやけると、「ここに手がある気がするけど、なんとなく自分のものではないような感じ」「体の輪郭がつかみにくい」というような、不鮮明さが生まれる可能性があります。
また、私たちは動くとき、“「これは私が動かしている」という感覚(運動主体感)”を自然に持っています。
ところが、痛みで感覚入力が正確でなくなると、脳で行われる情報の処理にも影響し、その結果「思った通りに関節が動かない」「力が入りにくい」といった「動かしにくさ」が生じることも考えられます。
また、体性感覚は姿勢をコントロールするのにも重要な役割を持ちます。姿勢の制御は、視覚・前庭感覚・体性感覚の情報が脳で処理・統合されることで行われることが知られていますが、例えばその統合作業がうまくいかないと、ふらついたり、姿勢が傾いたままといった問題が起こる可能性があります。
徒手療法は、体性感覚の入力に影響を与えることで、
感覚運動ループの更新を助けられる可能性があります。
徒手療法(軽いタッチ・触覚刺激)は、神経系に新しい体性感覚情報を送り、“身体の感じ方の更新”を助ける可能性があります。強い刺激ではなく、ゆっくりした優しい刺激は皮膚の上にある受容器を介して神経の過敏さを鎮めてくれます。
ちょうど、
曇った眼鏡を拭いてキレイすると視界が鮮明になるように、
ゆっくりとしたやさしい徒手療法は身体の感覚が整理され、ボディマップの解像度が“上がったように感じる”方もいます。身体内外の環境を良く認識できると、すべての方に当てはまるわけではありませんが、こうした変化が動きやすさにつながる方もおられます。
DNMは「感覚の更新」を穏やかにサポートすることができます
DNM(デルモ・ニューロ・モジュレーティング)は、
疼痛科学・神経科学に基づいて開発された、皮膚を介して脳を含む神経系に働きかける徒手療法です。痛みや違和感が長く続いている方には、特におすすめです。当院のやさしい施術について
- 強く押さない
- 引っ張らない
- 圧をかけすぎない
神経系にやさしく働きかけ、
神経の過敏な状況を落ち着かせることを目的にしています。
静かでノイズの少ない環境で、自分の身体の感覚に注意を向けることは、
ボディマップの更新を助けるうえでとても良い条件です。
「最近、動きにくさや身体の輪郭がつかみにくい感じがある」
「なんとなく力が入りにくい」
そんな時は、一度ご相談くださいね。
静かでノイズの少ない環境で、ご自身の身体の感覚にゆっくり気づいていく時間を作りませんか?
DNMについてはこちらのページ
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