痛みというと、
「体のどこかが悪いから起こる(生物学的要因)」
と思われがちです。
もちろん、ケガ・炎症・組織のトラブルなど
明らかな生物学的・医学的な身体の要因を考えるのも当然、大切です。
しかし近年の痛み研究(疼痛科学)では、
痛みの強さや続きやすさは、身体だけでなく、“環境”によっても左右される
ことが分かってきています。
これは「心理的要因」「社会的要因」と呼ばれ、
痛みを考えるうえで欠かせない視点になっています。
敵意のある環境 vs 思いやりのある環境
臨床痛み学の中で次のような記述があります。
「疑い深く敵意のある環境は、痛む人の不安・ストレス・自信喪失を強める。一方、思いやりがあり協力的な環境は、感情の乱れを軽くし、自尊心や前向きな対処行動を育てる。」
(引用:Jenny Strong『臨床痛み学テキスト』産学社)
この内容は、数多くの研究で確認されている
“心理社会的要因が痛みを悪化させる”という知見と一致しています。
なぜ「環境」が痛みに影響するの?(科学的な背景)
①ストレスが神経系を“過敏”にする
不安や恐怖、緊張が続くと
脳は「危険が続いている」と判断します。
その結果、
- 痛み信号を強く受け取りやすくなる
- 本来なら弱い刺激でも“痛い”と感じやすくなる
といった状態が起こる可能性があります。
これは中枢性感作(ちゅうすうせいかんさ)と呼ばれる現象で、
慢性痛の研究で非常に重要なポイントです。
②「安心できる環境」は脳を鎮静モードへ切り替える
安心・信頼・協力といった感情は、脳内で
- セロトニンの作用
- オキシトシンの作用
- 副交感神経の活性化
などを通して、神経の過敏さを静める“安全サイン”として働くことが予想できます。
つまり、
安心 → 脳がリラックス → 痛みが落ち着きやすくなる
という流れが起こる可能性が考えられます。
③否定的な言葉・態度は、痛みの回復を遅らせる
「あなたの腰は歪んでます」
「年齢だから仕方ない」
「もうダメかもしれませんね」
こうした言葉は、
研究では“ノーシーボ効果”として知られており、
痛み・不安・回復力に悪影響を与えることが分かっています。
逆に、
「今の状況は変わっていきます」
「改善する可能性があります」
といった安心のメッセージは、
過敏になった神経系を落ち着かせてくれる可能性があります。
私たちの“まわりの世界”は、痛みにとても影響します
私たちの生活の中で、
- 人間関係
- 職場の雰囲気
- 家庭の安心感
- 気を張らなくていい場所があるかどうか
など、いろいろな環境に身を置くことがあります。その環境が、
- ストレスを増やすのか
- それとも安心をもたらすのか
は、痛みだけでなく、生活全体の質に影響すると思うのです。
思いやりのある人とつながっていること。安心できる場所があること。
これは痛みの回復過程で、とても重要だと感じます。
あんのん接骨院が「静かで安心できる整体」を大切にしている理由
痛みは、“安心のサイン”を感じるほど落ち着きやすくなります。
私としては、一人ひとりが少しでもリラックスできるように、
- 強く押したり、無理に動かしたりしない
- 騒がしくならないよう静かな環境を心がける
- やさしい刺激で神経系を落ち着ける
- 不安を増やさないよう、ゆっくりお話を聞く
こうしたことをできる範囲で丁寧に続けていくよう、心がけています。
安心できる時間や環境が、
神経の緊張を和らげる一因になる可能性があると考えています。
あんのん接骨院の施術の考え方については
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