正中神経が、肘の近くで筋肉の間(円回内筋(えんかいないきん))を通る部分で刺激を受け、腕や手に痛みやしびれが出る状態を「円回内筋症候群(えんかいないきんしょうこうぐん)」と呼ぶことがあります。今回はこの正中神経と、円回内筋の関係についてお話します。
正中神経(せいちゅうしんけい)とは
腕の痛みに悩む方の中で、前腕のお腹側を中心に関わる末梢神経があります。それが正中神経(せいちゅうしんけい)です。
正中神経は、首にある腕神経叢(わんしんけいそう)という末梢神経が束になっている構造から出て、上腕の内側を下り、肘の前(円回内筋(えんかいないきん)の下)を通過して前腕の中央部(橈骨と尺骨の間)を通り、手首の「手根管」というトンネルを抜けて指先(親指~薬指の半分)へと伸びています。手の感覚と運動に重要な神経です。
円回内筋(えんかいないきん)の過活動
前腕の内側にある筋肉で、円回内筋という筋肉があります。腕を内側にひねる「回内(かいない)」と肘を曲げる(屈曲(くっきょく))役割を持ち、ドアノブを回す動作やテニス・ゴルフといったスポーツや、パソコンでキーを繰り返し叩く方、書くことが多い方などはこの円回内筋を良く使います。
円回内筋の位置や働きについて、もう少し詳しく知りたい方はこちら
この円回内筋は肘の内側に位置する上腕骨(上腕骨内側上顆(じょうわんこつないそくじょうか):上腕頭)や尺骨(尺骨鉤状突起(しゃっこつこうじょうとっき)の内側面:尺骨頭)から起始し、肘の外側に位置する橈骨(橈骨中央外側)に向かって筋肉が停止する走行をしています。正中神経はこの上腕頭(じょうわんとう)と尺骨頭(しゃっこつとう)の間を通過しています。正中神経は、腹側の上腕頭、背側の尺骨頭、この2つの間(筋性アーチ)を通過するという形です。つまり、
・前(腹側/表層):上腕頭
・後(背側/深層):尺骨頭
・その間を正中神経が通る
という立体関係になります。

円回内筋を頻繁に動かすと神経との間で摩擦や圧迫が加わる可能性があります。
正中神経に様々なストレスが加わると、神経の過敏な反応も強くなり、痛みやしびれ、違和感が起こることもあります。
ただでさえ、ストレスが加わり防御反応が強くなっているのに、強い刺激や痛みを与える施術を行うことで、痛みを解きにくい複雑な状況にしてしまいます。神経が過敏になっているときは、強い刺激そのものが「危険だ」という情報として脊髄や脳に伝わり、かえって防御反応を強めてしまうことがあるからです。
つまり、神経の問題を解消するためにはなるべく “刺激しない” 方が良いと言えます。当院が大切にしている「強い刺激を与えない理由」や施術の考え方については、あんのん接骨院の施術の考え方 でもご紹介しています。
DNM(デルモニューロモジュレーティング)は、
皮膚やその下にある神経の“感じ方”にやさしく働きかける徒手療法です。
神経を強く押したり、無理に引き伸ばしたりするのではなく、
神経が安心して情報をやり取りできる環境を整える
という考え方を大切にしています。
神経の症状は、回復に時間がかかることもありますが、
多くの場合、少しずつ変化に応えてくれます。
• 「様子を見ましょう」と説明を受け、大きな問題はないと分かっていても、痛みや違和感が気になり続けている方
• 画像では異常がないのに症状が続いている方
一度、疼痛科学、神経科学に基づいた徒手療法を試してみる価値はあります。
西院で腕や手の違和感や痛みにお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
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