大後頭神経とは?
「大後頭神経(だいこうとうしんけい)」は、首のうしろから頭のうしろ側(後頭部)や頭のてっぺん(頭頂部)に向かって伸びている神経のことです。
この神経が、何かの原因で刺激されたり、圧迫されたりすると、「ズキッ」「チクッ」とした痛みが出ることがあります。大後頭神経が分布する領域のこれらの症状を大後頭神経痛(だいこうとうしんけいつう)と呼ぶことがあります。
大後頭神経ってどこにあるの?
大後頭神経は後頚部から後頭部・頭頂部に向かって走行しています。
頸部にある筋肉の間を貫いて通り、後頭部や頭頂部に分布するので頭部・頸部の姿勢によって、
この神経が引っ張られたり、圧迫を受けたりすることもあります。
それらの刺激が加わると末梢神経が興奮し、痛みや違和感を感じる可能性があります。
大後頭神経は後頭神経と呼ばれる神経の一つです。
「後頭神経」と呼ばれる神経の中には大後頭神経のほかに小後頭神経や第三後頭神経もあります。
(いずれも頸椎の2番から出る末梢神経(C2後枝・皮神経)です。)


頭のうしろの片側や両側が、ピリピリもしくはズキズキと痛む。
痛みが一瞬だけのこともあるし、長く続くことも考えられます。
痛む場所を圧迫するとさらに痛みを強く感じますし、
髪の毛を触ったり、帽子があたっただけで痛むことも考えられます。
大後頭神経は長い時間首を曲げたままスマートフォンを使っていたり、
テレビの方を向くために同じ向きに首を回旋したままの姿勢だったりすると
症状を誘発する刺激が加わりやすいかもしれません。
「頭痛」は特に鑑別を必要とする症状です。
急に始まった頭痛や、吐き気、発熱を伴う頭痛、痛みが激しい頭痛などは特に原因を特定し、適切な治療を受けるために早急に病院へ受診してください。
安全に徒手療法を受けていただくための大切なステップです。
首や頭はとてもデリケートなので、やさしくケアすることがとても大事です。
あんのん接骨院で行うDNMはクライアント様の心地よいという感覚を大切にし、状況を確認しながら、やさしくアプローチを進めていきます。
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