ニューロ・マトリックス(Neuromatrix)とは何か?
ニューロ・マトリックス理論は、カナダの心理学者 ロナルド・メルザック(Ronald Melzack) が 痛みの脳内処理モデルとして提唱した概念です。
痛みを「末梢の組織損傷だけで説明できるものではない」とし、脳の内部ネットワークで生成される主観的経験として説明しています。
👉ニューロ・マトリックス(ウィキペディア)
1. 痛みは脳が作り出す体験である
従来の古典的なモデルでは痛みは「末梢からの信号が脳に届いて感じる」と考えられていましたが、ニューロ・マトリックス理論はそれを覆します。
脳は外界や身体からの信号だけでなく、
- 認知(考え方)
- 情動(感情)
- 記憶・過去経験
- 文化的背景
など多数の要素を統合し、個々の痛み体験を構築します。
おすすめ外部サイト
👉Institute for Chronic Pain/What is the Neuromatrix of Pain?
つまり、「同じケガでも人によって痛みの感じ方が違う」のは当然だ、ということです。
2. 歴史的背景:ゲート・コントロール理論からニューロ・マトリックスへ
ニューロ・マトリックス理論は、メルザックとウォールが1965年に発表した ゲート・コントロール理論 が出発点です。ゲート理論では、痛み信号の伝達は脊髄で修飾されるとされました。ゲート制御理論(ウィキペディア)
その後メルザックは「脳が単なる受信機ではない」と考え、1990年にニューロマトリックス理論へと拡張しました。
この理論では痛みとは、脳の広範囲な神経ネットワーク(body-self neuromatrix)からの出力として捉えます。
3. ニューロマトリックスの構造
ニューロマトリックスは単一の部位ではなく、複数の脳領域の相互作用ネットワークです。以下のような脳領域が関与するとされています:
- 前帯状皮質
- 前頭前皮質
- 島皮質
- 視床
- 辺縁系
など多数の脳領域が関与しています。これらが協調して痛みの体験を形成します。
4. 痛みが複雑になる理由
ニューロ・マトリックス理論は、以下のような現象を説明します:
✔ 画像検査で異常がなくても痛みがある
✔ ケガが治ったのに痛みが続く
✔ 気分や注意で痛みが強くなったり弱くなったりする
✔ 人によって同じ刺激でも痛みに感じる度合いが違う
これらはすべて、末梢の信号だけでは説明できないことです。
ニューロ・マトリックスは「痛みは脳が作る主観的体験」という観点で説明しています。
ニューロ・マトリックスの考え方を、施術にどう活かすか
ニューロマトリックス理論では、複数の神経ネットワークが痛みに関与すると考えられています。
あんのん接骨院では、このような神経系の働きにフォーカスした
DNM(Dermo Neuro Modulating)という
神経系への穏やかな徒手的アプローチを行っています。
「組織を手で変える」ことを目的にするのではなく、
神経系の状態がどう変化するかを、一緒に確認しながら進める施術です。
施術についてのページはこちら
👉当院の施術方針を見る
あんのん接骨院の施術の考え方については
👉「はじめての方へ」も参考にしてみてください。
はじめての方へ―あんのん接骨院はこんなところ
「私の症状も改善する?」施術の詳細や料金についてはこちら。
メニュー・料金を確認する
あんのん接骨院は予約制
まずは不安をお聞かせください
\無理のない施術で安心を届けます/
施術中・外出中・受付時間外は電話にでられません。
西院でやさしい神経ケアをご希望の方は
あんのん接骨院 トップページ

