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自分で感じる、自分で選択する、自分で動くことの大切さ │ 西院のあんのん接骨院

当院の施術はソフトですが、ただ触れるだけ、ただ動かすだけとは意味合いが全く違ったりします。
そこには、「自分で感じること」「自分で選ぶこと」「自分で動くこと」を大切にする理由があります。

目次

無意識の動きは、同じ「轍(わだち)」をなぞりやすい

たとえば、ぬかるんだ道を車が何度も通ると、車輪の跡がどんどん深くなっていきます。何も考えずに同じところを通れば、また同じ轍にはまり、抜け出しにくくなってしまいます。

体の動きも、これとよく似ています。
痛みがあるときほど、人は無意識に「同じ動かし方」「同じ力の入れ方」「同じ守り方」を繰り返します。

このとき、脳の中では特定の神経回路が強化され、いわば「痛みの轍」が深く刻まれている状態です。無意識のままでは、体と脳は「これがいつものパターンだ」と学習し、痛みという反応を自動的に繰り返してしまいます。


👉「痛む。違和感がある。」症状についてやさしく説明しています
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「別の道」を作るのは、脳への安心信号

一方で、「痛くない触れ方」や「違和感の少ない動き」に注意を向けたり、動くと、どうなるでしょうか。

これは、深くはまり込んだ轍を避けて、少し横に新しい道を作るようなものです。
ゆっくりと丁寧に動くことで、脳は次のような情報を受け取ります。

「いつもの痛みと違う」
「ああ、この動きなら安全かもしれない」

痛みとは、脳が発している「警報」です。
「痛くない感覚」を丁寧に脳へ届けることは、脳の警報装置をなだめ、「安全という信号」を送る作業でもあります。

脳の中の「ぼやけた地図(ボディマップ)」を鮮明にする

実は、痛みがある場所は、脳の中にある「体の地図(ボディマップ)」がぼやけてしまっていることが分かっています。「自分で感じる」というプロセスは、このぼやけた地図を塗り直し、鮮明にする作業です。

当院の施術で、「これくらいなら大丈夫ですか?」「どちらの動きが楽ですか?」と問いかけるのは、正解を探しているからではありません。

ご自身が感じて、選ぶ。

その過程で脳の地図がはっきりし、脳の中の「動くと痛いはずだ」という古い予想が、新しい快適な感覚へと書き換えられていくのです。

不利な状況から、抜け出す力を取り戻す

深い轍から抜け出すには、無理やりアクセルを踏むよりも、一度止まり、周りを見て、別の道を選ぶほうが安全です。

当院の施術は、その「別の道」を一緒に探す時間でもあります。

ですが、実際に抜け出すのは、あなた自身です。
私は回復の過程を一方的に導くのではなく、状態に応じて必要な関わりを持つことを大切にしています。つまり、施術の主役は、いつもご本人です。

「自分でできる」という実感が、回復を加速させる

もう一つ、大切なことがあります。それは「自分の体は自分で変えられる」という自信、つまり自己効力感(Self-efficacy)を育むことです。

痛みが長引くと、どうしても「自分の体なのに、どうにもできない」という無力感を感じやすくなります。

しかし、施術を通じて「あ、この動きなら痛くない」「自分で楽な方を選べた」という小さな成功体験を積み重ねると、脳は「自分の体はコントロールできるものだ」と思い出し始めます。

この「自分でできる」という感覚こそが、脳の過剰な警戒を解き、回復を早める強力なスイッチになる可能性があります。体を人に任せきりにするのではなく、自分で感じ、選び、動く。

その積み重ねが、脳に新しい選択肢を与え、あなた自身が体を守り、変えていく力を取り戻すきっかけになると考えています。


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