ひとりごと– category –
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ひとりごと
痛みに必要なもの
「あなたの脳には、あらゆる種類の必要な薬を作ることができる小さな核がたくさんあります。私達がしなければならないことは正しい方法で刺激する事です。」引用:デルモニューロモジュレーティング 第2版セラピスト向けのこの書籍にはこのように書かれ... -
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DNIC(広汎性侵害抑制調節:こうはんせいしんがいよくせいちょうせつ)
DNIC(Diffuse NoxiousInhibitory Controls)(※1)は元からある痛みを新しく痛み刺激を加える事で一時的に軽減させる作用の事を言います。例えば強いマッサージ、痛みを伴うストレッチなどの後、痛みが一時的に減少するケースはDNICで説明できます。身体... -
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手を当てると痛みが改善する?
不安な時に背中を撫でてもらったり、手を置いてもらったりすると痛みが軽くなったりします。不思議ですね。皮膚の上にあるCT線維(C-Tactile Fiber)は無害で心地の良い刺激にだけ反応し、オキシトシンという神経伝達物質を脳から放出させます。 このオキシ... -
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前後即因果の誤謬:ぜんごそくいんがのごびゅう
ある出来事が別の出来事のあとに起きたことをとらえて、前の出来事が原因になって後の出来事が起きたんだと判断してしまう考え方の誤りのことを言ったりします。※誤謬(ごびゅう)・・・知識や考え方の誤りのこと。誤謬は、因果関係を否定するような他の要... -
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確証バイアス
皆さんは調べものをする時など、インターネットを利用したりしますか?今や、調べものをする時は一番初めにパソコンの前にいるかも知れませんね。情報を収集しようと検索サイトで単語を入力するとそれに関連した情報が沢山出てきます。例えば「骨盤矯正」... -
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ニューロ・マトリックス
身体の痛みを感じている時、実はその「感じ方」を決定している要素は色々とありますよ。というお話です。ニューロ・マトリックスはメルザックさんが幻肢痛(足が切断され、無いはずなのにその足の指先が痛むなど)の仮説として提唱した概念です。 脳には痛... -
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DNMと今までの徒手療法との違い
DNM(Dermo Neuro Modulating)は「説明モデル」と言われています。説明モデルとは、全ての徒手療法は神経系から説明できるという事です。 例えば「関節の位置が元通りに戻ったから痛みが楽になった」や「筋膜の歪みが整ったから痛みが楽になった」、「骨盤... -
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現状維持バイアス(status quo bias)
変化やまだ知らないものを避けて現状維持を望む心理作用のこと。 現状から変化することを「安定の損失」と認識し、現在の状況に固執してしまう傾向のことです。 例えば、いつも行くラーメン屋さん(天下一品)と、新しく出店したラーメン屋さんのどちらに... -
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やっぱり身体を動かすことは大切。ただし・・・。
「運動をする事は身体に良い」と良く聞きます。運動が身体に良い事は知っているけど、何で良いんでしょうか?カロリーを消費するから?将来に向けての貯筋・・・?結論からお話すると、軽い運動は慢性的な痛みを改善させたり、内臓で起こる炎症を防いだり... -
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痛みは脳からの出力
「慢性痛は急性痛が長引いたものではなく、主として脳回路網の変容に伴って生じる痛みである」と、書籍「慢性痛のサイエンス」の1ページ目に書かれています。 「痛み」は脳からの出力なので、痛みが発生しているその場所に異常が無くても発生することがあ...