ブログ– category –
-
からだのお話
やさしく学ぶ「痛み」との付き合い方
https://youtu.be/QPEB851CbvI?si=4XnIKEJ0Tm8x4wh5 そもそも痛みってどこで感じているの? 「痛み」は脳がつくり出す警報アラームです。ケガや炎症など“体のセンサー(末梢神経)”が危険をキャッチすると、その情報が脊髄を通り脳に届き、脳が “これは危... -
からだのお話
良い睡眠が痛みを減少させる?
3月15日は「世界睡眠デー」だったそうです。そして明日3月18日は「春の睡眠の日」だそうです。なんだか3月は睡眠を推してきますね!と思ったら9月3日は「秋の睡眠の日」だそうです。それくらい(どのくらい…?)睡眠って大事ですよ!ということで... -
からだのお話
ストレス反応(HPA軸)とやさしい整体
前回の「ストレス反応(SAM軸)」でもお話しましたが、※SAM軸(視床下部-交感神経-副腎髄質系)人はストレスを受けると、体に2つの反応が起こります。それが「SAM軸(自律神経系)」と「HPA軸(ホルモン系)」です。 今回は、この HPA軸(視床下部-下垂... -
睡眠
ストレス反応(SAM軸)とやさしい整体
私たち人間は、日常のさまざまな場面で「ストレス」を感じながら生きています。 たとえば… 急に犬に吠えられてびっくりしたとき 冷たい風にさらされたとき 将来のことやお金のこと、人間関係について悩んでいるとき 痛みを感じたときや、病気、老化などを... -
ひとりごと
ありがとうございます。
巨大なミカンをいただきました。ドッジボールくらいあります(笑)。ありがとうございます。 -
からだのお話
筋肉を強く揉む理由?
「そこをもっと強く押してほしい!」マッサージを受けていると、ついそう言いたくなることはありませんか?「強く押された方が効いている感じがする」「痛いけど気持ちいい」──そんな感覚は多くの人が経験しています。 しかし最近では、医学的な研究や多く... -
ひとりごと
かえって足枷になること
冬は風邪やインフルエンザが流行しますが「うがい」をする方も多いかと思います。 風邪の予防にうがいを行う時、うがい薬を使う群と、水道水だけでうがいをする群、うがいをしない群で追った場合、水道水だけでうがいをした方が予防効果が高いといった研究... -
からだのお話
中臀皮神経と腰痛
中臀皮神経(ちゅうでんひしんけい)は仙骨神経(せんこつしんけい)の1番から4番までの神経の束で出来ている皮神経(末梢神経)です。この中殿皮神経は後仙腸靱帯(こうせんちょうじんたい)というトンネルを通ります。この後仙腸靭帯に中臀皮神経が絞扼... -
ひとりごと
痛みを忘れたいのに痛い事をしますか?
寒くなりましたね…!皆さんもこのごろはドアノブに触る時にちょっと警戒しませんか?そう!静電気!「パチっ!」とくるやつです。まぁ、夏場とかあまり警戒しませんよね。冬場に入って、一回「パチっ!」って電気が流れる経験をすると、その出来事を皮切り... -
ひとりごと
どう感じているかは、みんな違う。
先日は自分自身の興味もあり「感覚統合療法」についての講座を受講してきました。 「感覚統合療法」は学習障害や自閉症を含めた発達障害のある子供たちへのリハビリテーションの方法の一つとして知られています。アメリカの作業療法士のエアーズ氏が提唱す... -
からだのお話
プラセボとノセボ
腰痛の方に「これは腰痛に良く効く薬です。」と聞かせて薬を飲んでもらうとたとえその薬の中身が小麦粉を固めたものだったとしても腰の痛みが楽になったりすることが知られています。 そしてこのような効果を「プラセボ効果」と言ったりします。プラセボ効... -
ひとりごと
座りっぱなしのリスクを下げる方法。
寒くなってまいりましたね。こうやって寒くなってくると「外に出たくない」ですよね…。 何かと家でテレビを見たり、ゴロゴロしたり、YouTube見たりしてしまう時間が長くなっている方もおられるのではないでしょうか。 ところで「座りっぱなし」が身体に良... -
からだのお話
神経にある血管
神経の中にも血管が分布しています。神経の中の老廃物を排出させたり、新しい酸素や栄養素を流入させています。 ですが、引っ張られたり、圧迫されると不要な物質を静脈から排出できなくなります。それに加えて動脈から神経に十分な酸素や栄養素が運ばれま... -
からだのお話
神経が「痛み」の説明に出てこない?
施術中に気持ちが良くて眠くなったり、筋肉が柔らかくなったり、不安が和らいだり、痛みが減ったり…。施術を受けると脳から「お薬」が出て、身体に変化が起こります。手で行うアプローチの鎮痛効果はこの「脳から出る薬」が大きく影響しています。 しかし... -
からだのお話
強く押したり、強く揉んだり、痛いことをしたりはしません。
肩が凝った時、腰に鈍い痛みがある時・・・。とりあえず、患部を揉む・押す・伸ばすと何だか良くなるような気がしてしまうのは、きっと「昔から皆がそうしてきたから」「そうするものだから」という単純な理由もあるのではないでしょうか。 色々な習慣や文... -
からだのお話
末梢神経が浮腫むと
末梢神経は浮腫むのをご存知でしょうか? 例えば乾燥した讃岐うどんを茹でると水分を含んで太くなりますが、それと同様に末梢神経も色々な要因で太くなってしまいます。 私達で例えますと、ついついご飯を食べ過ぎてしまった。飲み物を飲み過ぎてしまった... -
ひとりごと
身体は神経の入れ物
神経を中心に考えると身体は「神経」の入れ物です。 テレビや本で脊髄や脳から末梢神経が出ているのを見た事はありませんか? 末梢神経は身体の中を72Kmという長い距離を走行しています。 その間、筋肉の間や骨の上、靭帯のトンネルなどの様々な難所を通り... -
ひとりごと
接骨院と整骨院の違い
接骨院と整骨院の違いとは? 結論は接骨院と整骨院の意味は一緒です。どちらも「柔道整復師」という外傷への手当てを業として行う事が許されている国家資格者が業務を行っている施術所を意味します。実は法令上、使用が許可されている名称は「接骨院」もし... -
ひとりごと
読書記録「自律神経の科学‐「身体が整う」とはどういうことか」
自律神経の働きについて、とても分かりやすく書かれています。下痢や便秘と自律神経との関係や、ストレスと自律神経についてなど、日頃、私達がよく直面する問題を例にお話が進むので興味が途切れず一気に読めました。面白かったのでおすすめします。「超... -
ひとりごと
「発達障害の人には世界がどうみえるのか」
「発達障害の人には世界がどうみえるのか」という書籍。 発達障害の人の感覚の特性について書かれていて、興味があり読んでみました。 要点がまとまっていて、とても読みやすかったです。 「「隣の人と私の感覚は基本的には同じ」ではなく、 「隣の人と私... -
ひとりごと
DNM JAPAN認定アドバイザー
「DNM JAPAN認定アドバイザー」になることができましたのでご報告いたします。 これで、正式にDNMを誰かに教えることができるようになりました。 今回、こういった機会を通してより深くDNMを学ぶ事ができました。誰かに何かを伝える時の観点って大切ですね... -
からだのお話
神経可塑性(しんけいかそせい)
神経可塑性(しんけいかそせい)という言葉があります。可塑性(かそせい)とは、ある物質が外部からの刺激や内部の変化によって形やその機能を変化させる事を言います。 神経にも可塑性があります。 例えば、脳や神経系を電線の集まりだと考えると身体を... -
からだのお話
神経の中にも物質が流れているよ!
実は神経細胞の細胞体から軸索の端まで神経の働きを維持するために必要な物質が輸送されています。そのことを軸索輸送と呼んだりします。 私達は普段身体を維持するために食事をするのですが、その通り道である食道や小腸が塞がってしまうような事があった... -
からだのお話
私たちが「常識のように考えていること」
その昔、中世のヨーロッパでは血液の過剰はあらゆる病気の原因だと信じられていました。そこで、過剰になった血液を抜き取ることにより病気が治せると考え、「瀉血(しゃけつ)」が行われていました。「全く科学的根拠に基づかない」ものだったので、病気を... -
からだのお話
皮神経を大切にしませんか。
皮神経をご存知でしょうか?皮神経は、主に皮膚からの感覚を伝えるための感覚神経の線維や、皮膚の中にある細かい血管などを支配する自律神経(交感神経)の線維が混ざり合って分布しています。 「皮神経」と言うくらいですのでご想像の通り、とても身体の... -
からだのお話
肩関節の関節包(かたかんせつのかんせつほう)
関節包という関節を包む組織があります。肩関節周囲炎(五十肩・四十肩)などで、炎症が起こる部位としてこの肩関節包は有名です。当然、関節包にWi-FiやBluetoothが内蔵されているかのごとく電波か何かが出て、脳へ関節包の今の状況を伝えているわけでは... -
からだのお話
βエンドルフィン
βエンドルフィン→「脳内で働く神経伝達物質の一種。鎮痛効果や気分の高揚・幸福感などが得られるため、脳内麻薬とも呼ばれる。脳内で働く神経伝達物質「エンドルフィン」のひとつで、モルヒネと同じような作用をする物質です。エンドルフィンにはアルファ(... -
ひとりごと
肩甲上神経(けんこうじょうしんけい)
肩甲上神経(けんこうじょうしんけい)(第5頚髄と第6頚髄)は腕神経叢の上神経幹から分かれた後、肩甲骨上縁の肩甲切痕(肩甲上切痕)を通って背面にある棘上筋や棘下筋を支配している神経として知られていますが、肩鎖関節や肩関節包に感覚枝を伸ばし... -
からだのお話
横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう)
「横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう)は、骨格筋を構成する横紋筋細胞が融解し筋細胞内の成分が血中に流出する症状、またはそれを指す病気のこと。重症の場合には腎機能の低下を生じ、腎不全により誘発される臓器機能不全を発症し、死亡する場合... -
ひとりごと
新しい治療器を導入しました。(IM-2000/伊藤超短波)
伊藤超短波のIM-2000を導入いたしました。微弱電流で炎症や組織損傷の回復を助ける器械です。微弱電流については研究が行われているものの、分かっていない事が多いのも事実です。 当院では以前から捻挫や挫傷などの急性期の施術に利用してまいりましたが... -
ひとりごと
鎮痛は強くしても、優しくしても起こる。
脳での様々な仕組みが働いて起こる鎮痛があります。例えば、肩のあたりのコリを感じていたとして、強い刺激を加えるとします。痛みを我慢しているとはじめはとっても痛かった指圧がそれほど痛くなくなってきます。そして、さっきまで感じていた肩のコリが... -
ひとりごと
肩こりにDNMをおすすめする理由。
先日、肩凝りの方に体験していただいたのはDNM(デルモニューロモジュレーティング)という、最新の神経科学と疼痛科学に基づいた徒手療法です。 あんのん徒手療法室では肩凝りの方に強く揉んだり押さえたりする刺激は逆効果だと考えています。これらは組織... -
ひとりごと
おこしやす京都ACの西村洋平選手が来てくださいました✨
おこしやす京都ACから西村洋平選手がチームの紹介にやって来て下さいました✨ えーー!!凄くないですか!?嬉しい!!ありがとうございます😊 そして西村選手…爽やか過ぎる…! ファンになるまで30秒かかりませんでした! 「DNMって初めて知りました!DN... -
ひとりごと
痛みは情動にも影響するし、情動は痛みに影響するよ。
-
ひとりごと
皮膚の影響。
「誰もが皮膚の存在を無視していた事は紛れもなく事実です。これはまさに革新であり、感覚野は皮膚を広く反映していることを新たに知るべきなのです」引用:ダイアン・ジェイコブス(サンディエゴのペインサミットにて) 全ての徒手療法は皮膚の上から行っ... -
ひとりごと
DNMが雑誌に掲載されました。
「理学療法ジャーナル」といえば、病院でリハビリの先生として働く理学療法士の方達の間では良く知られている雑誌なのですが、その最新号に「皮神経」についての特集が掲載されています。皮神経と言えばDNM(DermoNeuroModulating)。もちろんDNMについて... -
ひとりごと
痛みに影響する環境
「敵意のある疑い深い環境は、痛みを抱える人に不安、ストレス、自信喪失を強める傾向があり、一方、思いやりがあって協力的な環境は、感情的な乱れを減らし、自尊心を高め、機能を維持するための正のコーピング(対処)行動を強化するであろうことである... -
ひとりごと
気持ちの良い運動を行って痛みの軽減を図る操体法
橋本敬三先生は日本の医師で操体法の考案者として有名です。操体法の説明として「気持ち良い方向、楽な方向に体を動かせば体の歪みが取れて痛みが取れる」といったものを良く聞きます。自己療法としても大変優秀な方法だと思います。 柔道整復師として接骨... -
ひとりごと
神経が引っ張られると神経内の血流は低下する
神経の8%の伸張で神経からの静脈の流れが減少し始めて、15%の伸張で神経内外の全ての血流が遮断される(Lundborgら1973、Ogata1986)。わずか6%の神経の伸張でもこれが1時間にわたって保持された場合には神経伝導性が70%に低下する。参考:クリニカルニューロ... -
ひとりごと
痛い事は頑張って我慢しない方がよい理由
慢性的な痛みを考えるときに大切なのは、「痛みは脳が“入力された情報をもとに予測して出力している”」という点です。 つまり、身体にどんな刺激を与えるかによって、脳が「安全だ」と判断するのか、「危険だ」と判断するのかが変わります。 強い刺激は「... -
ひとりごと
肩こりと神経
以前は「肩こりは不良姿勢などで特定の筋肉に負荷が加わる事で硬くなる。また筋肉の血行循環が悪くなって悪化する。だから揉んだり、伸ばしたりして柔らかくしましょう」という、説明を良く聞きました。 ですが、実際には「筋肉」を硬く、収縮した状態に(... -
ひとりごと
脳でもニューロンが毎日誕生しています
「成人した人の脳では脳細胞の新生は起こらない」と長年信じられて来たが、脳には幹細胞(※1)が存在していて、ニューロンの増殖、分化、成熟が日々起きている。その存在部位の1つが、海馬歯状回の顆粒細胞層下帯であって、ここで誕生した新生ニューロン... -
ひとりごと
ストレス耐性と母性行動
Meaney(カナダ)らは幼少時に十分な母性行動を受けることが生涯にわたって、その人のストレス反応あるいはストレス耐性に重要であるとの見解を示している。ラットの研究では毛づくろいされたり舐められたりして大切に育てられた子供のラットとそうでない... -
ひとりごと
痛みに必要なもの
「あなたの脳には、あらゆる種類の必要な薬を作ることができる小さな核がたくさんあります。私達がしなければならないことは正しい方法で刺激する事です。」引用:デルモニューロモジュレーティング 第2版セラピスト向けのこの書籍にはこのように書かれ... -
ひとりごと
DNIC(広汎性侵害抑制調節:こうはんせいしんがいよくせいちょうせつ)
DNIC(Diffuse NoxiousInhibitory Controls)(※1)は元からある痛みを新しく痛み刺激を加える事で一時的に軽減させる作用の事を言います。例えば強いマッサージ、痛みを伴うストレッチなどの後、痛みが一時的に減少するケースはDNICで説明できます。身体... -
ひとりごと
手を当てると痛みが改善する?
不安な時に背中を撫でてもらったり、手を置いてもらったりすると痛みが軽くなったりします。不思議ですね。皮膚の上にあるCT線維(C-Tactile Fiber)は無害で心地の良い刺激にだけ反応し、オキシトシンという神経伝達物質を脳から放出させます。 このオキシ... -
ひとりごと
前後即因果の誤謬:ぜんごそくいんがのごびゅう
ある出来事が別の出来事のあとに起きたことをとらえて、前の出来事が原因になって後の出来事が起きたんだと判断してしまう考え方の誤りのことを言ったりします。※誤謬(ごびゅう)・・・知識や考え方の誤りのこと。誤謬は、因果関係を否定するような他の要... -
ひとりごと
確証バイアス
皆さんは調べものをする時など、インターネットを利用したりしますか?今や、調べものをする時は一番初めにパソコンの前にいるかも知れませんね。情報を収集しようと検索サイトで単語を入力するとそれに関連した情報が沢山出てきます。例えば「骨盤矯正」... -
ひとりごと
ニューロ・マトリックス
身体の痛みを感じている時、実はその「感じ方」を決定している要素は色々とありますよ。というお話です。ニューロ・マトリックスはメルザックさんが幻肢痛(足が切断され、無いはずなのにその足の指先が痛むなど)の仮説として提唱した概念です。 脳には痛... -
ひとりごと
DNMと今までの徒手療法との違い
DNM(Dermo Neuro Modulating)は「説明モデル」と言われています。説明モデルとは、全ての徒手療法は神経系から説明できるという事です。 例えば「関節の位置が元通りに戻ったから痛みが楽になった」や「筋膜の歪みが整ったから痛みが楽になった」、「骨盤...
