足関節捻挫(内返し捻挫)

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足首の捻挫はどうやって起きるの?

スポーツや日常生活でよく起こるケガの一つが足関節外側靭帯損傷、いわゆる足首の捻挫です。
特に多いのは、足首を内側にグキッとひねってしまうタイプ。外くるぶし周囲の靭帯が伸ばされて傷つきます。足関節外側の靭帯には前距腓靭帯、前脛腓靭帯、踵腓靭帯などがあります。

損傷の程度は大きく分けて2つ(3つ):

  • 1度損傷 … 靭帯が軽く伸びただけ。腫れや痛みはあるけれど、数週間で回復しやすい。
  • 2度損傷 … 靭帯の一部が切れてしまう。腫れや内出血も強く、安定感が落ちやすい。

(3度は完全断裂ですが、ここでは割愛しますね。)

受傷直後からしばらくは固定や安静が大切です。
組織が修復してくるには2〜3週間程度(個人差があります)かかります。
焦って動かすと、回復が遅れたり、繰り返し捻挫につながることもあります。
お好み焼きを焼くときも、十分火が通っておらず、
固くなっていないのにひっくり返すと崩れてしまいますよね💦
つまり、組織が修復するまではしっかり安静にしていただきたいところなのです。

でも、「ケガが治ったのに違和感が残る」のはなぜ?

靭帯の修復が進んでも、足首のスッキリしない感じが続く方がいます。
その背景にはやはり「脳を含む神経系」が関わっています。

例えば、私たちの皮膚の中には「ルフィニ小体」と呼ばれるセンサーがあります。これは、皮膚がどの方向に引っ張られているかを感じ取る器官です。足首を動かしたときに「どっちに伸びているか」を知らせてくれる、大切な情報源のひとつです。

こうした皮膚や靭帯からの情報は、脳に送られ、ほかの感覚(目で見た情報や筋肉・関節のセンサーからの情報など)と合わさって処理されます。その結果、私たちは「自分の足首を自分で動かしている」という感覚(運動主体感)や「これは自分の体の一部だ」という感覚(身体所有感)を得ています。

ところが、捻挫で靭帯や周囲の組織が損傷すると、この情報が乱れたり弱まったりすることがあります。すると、

  • 足首が「自分のものじゃない」ような違和感
  • 思うようにスムーズに動かしにくい感覚(どこがどんなふうに動いている?)
  • 不安定な感覚

    といった違和感につながる可能性があります。

個人的にはカーナビが壊れてしまった時、現在地を示さなくなると目的地への経路が当然分からなくなるし、到着予定時刻も不明になってしまうのと似ている気がします。

なるべく慢性化させないために

もし痛みや違和感が長引くと、脳や脊髄が「敏感モード」に切り替わってしまい、慢性的な痛みにつながることもあります。
そんなときに役立つのがDNM(DermoNeuroModulating)のように、皮膚の神経に働きかけて「安心」を伝えるアプローチです。

やさしい刺激で脳にいまの状況が「安全」であることを知らせてあげると、

  • 違和感の軽減
  • 動かしやすさの回復
  • 足首周囲の血流の回復

といった効果が期待できます。

やさしく神経にアプローチしませんか?

足関節の慢性的な痛みを改善させるのに強い刺激、痛みを伴う施術は必要ありません。これでは神経に「安心の信号」を届けられないだけでなく、「危険な信号」を届けて逆に神経を警戒させ過敏な状況にさせてしまいます。

神経へのケアは強い刺激ではなく、神経が安心できるやさしいアプローチが効果的でおすすめです。
たとえば、当院で行っているDNM(Dermo Neuro Modulating)は、神経系に働きかけ、
「もう大丈夫ですよ。安心してくださいね!」と伝えてあげるような方法です。
足関節の繰り返す痛みが気になっておられる方にも、相性がいい徒手療法です。足首を捻挫してから何だか調子が悪いなぁ…といったお悩みをお持ちの方、是非あんのん接骨院でDNMをお試し下さい!

あんのん接骨院は予約制
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