腰痛が起こる場所を見てみる

腰痛といっても痛む場所は様々ですね。
今回は脊髄神経後枝(せきずいしんけいこうし)という末梢神経について書いてみようと思います。腰痛を訴えられる方で背骨に沿った痛みなどがある場合に関連を考えたりします。

もともと脊髄神経は脊髄から伸びて背骨の骨と骨の間から出て前と後ろに分かれて伸びていきます。この後ろに伸びていく神経を脊髄神経後枝といいます。

これらは腰だけに分布している訳ではなくて、脊柱に沿って頭からお尻の方まで体の後面に分布しています。体幹の背面にある筋肉に繋がって筋肉を収縮させたり、体幹の背面の皮膚(背中やお尻など)に分布して感覚情報を脊髄や脳に送ったりしています。

神経は圧迫されたり、引っ張られたりして、その刺激が危険と判断すると敏感になります(末梢性感作)。そして、神経に炎症を発生させます。神経に炎症が起こると浮腫が起こります。血管透過性が上がり、たんぱく質が血管外に出る事が多くなり、線維束内で癒着や瘢痕形成が起こったりしてより神経を刺激させる原因に繋がっていきます。
ですので、この神経の場所で考えるとソファーに座りっぱなしになっていると神経にテンションがかかる可能性も考えられますし、座った状態からデスク下のファイルを取るなどの動作では皮神経がより伸張される状況になることが予想できます。在宅ワークで同じ姿勢が続いたら少し動いたりして、身体に配置された神経を滑走させるといいかもしれませんね。神経に栄養補給と老廃物を捨てるための機会を与えましょう。

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