圧迫骨折(腰椎椎体圧迫骨折:ようついついたいあっぱくこっせつ)

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圧迫骨折はどうして起こるの?

圧迫骨折は、背骨(椎体)が「押しつぶされる」ように変形して起こります。若年者では高所から転落した際などの主に外傷によって発生することが多いとされています。高齢者の特に骨粗しょう症で骨が弱くなっている方では、

  • 転倒して尻もちをつく
  • 重い荷物を持ち上げる
  • くしゃみや前かがみの姿勢
  • バスや乗りものの激しい揺れといった、日常の活動や作業でも発生することがあります。

椎体の前方部分に力が集中してつぶれるため、背中が丸くなったり、痛みを感じたりします。

骨は治ったのに残る「違和感」

通常、骨自体は数か月で修復していきます。
ところが、「骨が治っているはずなのに、違和感や痛みが続く」という方が少なくありません。

これは「骨そのもの」だけでなく、神経の働きが関わっています。

中枢神経と慢性痛

繰り返し痛みを経験すると、脳や脊髄といった「中枢神経」はその情報を学習してしまいます。
「ここは身体の中でも危ない箇所だ!」「また痛くなるかも…」と過剰に反応するようになり、実際の組織の状況以上に痛みを感じやすくなるのです。

この現象を中枢性感作(ちゅうすうせいかんさ)と呼び、圧迫骨折後の慢性痛や違和感にも関わっていると考えられます。

DNM(DermoNeuroModulating)の考え方

DNMは、皮膚をやさしく操作することで皮神経を通じて脳に「安心の信号」を伝えるアプローチです。強い力で押すのではなく、脳にとって「安全で心地よい感覚」を届けることを目的としています。

皮神経は脳につながる窓口です。そこから「大丈夫」「危険じゃない」という情報が届くことで、中枢神経の過敏さを落ち着かせ、慢性痛や違和感の改善をサポートできると考えられます。

まとめ

  • 圧迫骨折は、背骨(腰椎椎体)がつぶれることで起こり、骨粗しょう症の方に特に多い。
  • 骨の損傷が治っても、中枢性感作によって違和感や慢性痛が残ることがある。
  • DNMは皮神経を通じて「安心の信号」を届け、中枢の過敏さを和らげるアプローチ。

違和感や痛みが「まだ治っていないから」ではなく、「神経の働きが敏感になっている可能性がある」と理解できると、少し安心できるかもしれません。

やさしく神経にアプローチしませんか?

強い刺激、痛みを伴う施術は必要ありません。これでは神経に「安心の信号」を届けられないだけでなく、「危険な信号」を届けて逆に神経を警戒させ過敏な状況にさせてしまいます。

神経へのケアは強い刺激ではなく、神経が安心できるやさしいアプローチが効果的でおすすめです。
たとえば、当院で行っているDNM(Dermo Neuro Modulating)は、神経系に働きかけ、
「もう大丈夫ですよ。安心してくださいね!」と伝えてあげるような方法です。
腰部の繰り返す痛みが気になっておられる方にも、相性がいい徒手療法です。是非お試し下さい!

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