脊髄神経後枝(せきずいしんけいこうし)と背中側の違和感

今回は「脊髄神経(せきずいしんけい)の後枝(こうし)」という神経のお話です。この神経は背中側の背骨に沿った筋肉や皮膚、関節を支配しています。頸にも背中にも腰にも、背骨に沿って広く分布している神経です。

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脊髄神経ってなに?

私たちの背骨の中には、脳の指令を体の末梢まで伝えたり、その逆に身体の末梢からの情報を脳に伝える役割をもつ“神経の本線”=脊髄(せきずい)が通っています。
この脊髄からは、たくさんの枝(脊髄神経)が出ていて、筋肉を動かしたり、皮膚や関節からの感覚を受け取ったりしています。

後枝(こうし)とは?

脊髄から出た神経(脊髄神経)は、2つの方向に分かれます。

  • 前に向かう「前枝」
  • 後ろに向かう「後枝」

この後枝が、背中側の筋肉、皮膚や関節を支配しています。

具体的にどこを支配しているの?

背中側の筋肉や皮膚を支配する“後枝”はさらに「内側枝」と「外側枝」に分かれ、それぞれが次のような部位をコントロールしています。

内側枝→
背骨に沿って走行する筋肉の固有背筋内側群(多裂筋・回旋筋・棘筋・半棘筋など)、背骨の両側にある椎間関節や背骨の両側の皮膚

外側枝→
背骨から外側に離れた所を走行する筋肉である固有背筋外側群(最長筋・腸肋筋・板状筋など)や、背骨から離れた両側の背部の皮膚

例えば頸部・腰部・背部のコリや違和感、痛みなど、背骨付近の筋肉の働きや違和感に脊髄神経後枝が影響している可能性があります。

こんな人は脊髄神経の後枝がストレスを受けているかも…?

  • 長時間の座り仕事や車の運転
  • 前かがみでの作業が多い方
  • 猫背や姿勢が悪くなりがちな方
  • 慢性的な腰痛やお尻の重だるさ背中の重みを常に感じている方

上記のような方は脊髄神経の後枝が長時間引っ張られたり押さえつけられたり…と、様々なストレスが加わることで神経が過敏になっている可能性があります。

やさしく神経にアプローチしませんか?

脊髄神経の後枝が関係する違和感や痛みは、神経が「興奮している」「過敏になっている」サインでもあります。強い刺激ではなく、神経が安心できるやさしいケアが効果的でおすすめです。

たとえば、当院で行っているDNM(Dermo Neuro Modulating)は、神経系に働きかけ、
「もう大丈夫ですよ。安心してくださいね!」と伝えてあげるような方法です。
腰部や臀部が気になっておられる方にも、相性がいい徒手療法です。是非お試し下さい!

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