肩甲上神経:けんこうじょうしんけい

肩甲上神経についてです。
肩甲骨後面から上腕に引っ付いている筋肉や肩関節に神経の枝を伸ばしています。棘上筋(きょくじょうきん)や棘下筋(きょくかきん)と呼ばれる筋肉をこの神経が支配していて、動くようにしています。肩関節の外転(腕を横から持ち上げる)や外旋(腕を外に捻じる)動作を行います。これらの動作が行いにくかったり、肩関節・肩鎖関節付近の痛みなどに関連する可能性があります。

例えば神経は圧迫、摩擦、伸張、絞扼されたりすると酸素や栄養素が十分行き渡らなくなって、伝導障害(情報の伝達にトラブル)が起こります。そういった状態が長引くと神経にむくみ(浮腫)が生じ、炎症が発生したりします。末梢神経には末梢神経をモニターする神経幹神経という神経線維が付いていて、末梢神経に炎症や損傷などが起こると中枢神経に侵害受容信号としてその情報を送る役割をしています。これを「痛み」を始めとした異常な感覚として中枢神経が表現(出力)すると、今度は体の防衛反応が働き始めます。
身体が動かしにくかったり、筋肉が硬く感じたり、痛みをかばうような動作や姿勢になるのは身体の防衛反応が働いているからかもしれません。体の感覚が変化すれば体の痛みや動かしやすさが変化します。アプローチは脳を含めた神経系の状態がどうすれば良い状況に変化するかを考えます。

※ひとりごとメモ
脊髄神経→頸神経前枝→腕神経叢(根から分岐)→肩甲上神経(C5~C6)
筋枝:棘上筋・棘下筋
皮枝:肩関節・肩鎖関節

画像:visible body

関連記事

  1. 組織損傷の修復プロセス

  2. woman holding a yoga mat

    気持ちの良い運動を行って痛みの軽減を図る操体法

  3. 慢性痛

  4. abstract blackboard bulb chalk

    痛みを解決させるのに必要なもの

  5. 京都初のDNM JAPAN認定セラピストに。

  6. 前後即因果の誤謬:ぜんごそくいんがのごびゅう