肩こりと神経

以前は「肩こりは不良姿勢などで特定の筋肉に負荷が加わる事で硬くなる。また筋肉の血行循環が悪くなって悪化する。だから揉んだり、伸ばしたりして柔らかくしましょう」という、説明を良く聞きました。

ですが、実際には「筋肉」を硬く、収縮した状態に(こりの状態に)できるのは、脳か脊髄だけです。
つまり、上記の説明の中に1度も出てこない「脳や脊髄」を含めて考える事こそが肩こり解消の重要ポイントではないかと考えます。

神経が筋肉を収縮させている事を考えると「筋肉を揉んだから柔らかくなった」と思っているあの現象は、実は「筋肉」に作用して起こっているわけではなく、別の現象が働いて発生しているとも考えられます。

良く使われる「筋肉にストレスが加わって硬くなる」は「神経にストレスが加わって、侵害受容刺激として脊髄や脳に伝わり(入力)、その反応(出力)として筋肉が硬くなっている」に置き換える事ができるのではないでしょうか。

肩こりは脊髄の反射によりずっと筋肉が収縮した状態になっています。
神経は何か危険な刺激を受けるとその情報を脳に伝えるよりも速く脊髄からの反射的な応答により危険な信号を受けた周辺の筋肉を収縮させます。筋肉はいわばその刺激から身体を守ろうとしています。

これを「逃避反射」と呼んだりします。熱いやかんに触れた時などの反応が有名ですが、例えば神経が圧迫されたり、伸張されたり、絞扼されたりしても持続的に起こります。
普段の生活ストレスを例に挙げるとデスクワークで肩周囲の神経が伸張され続けたり、立ちっぱなし、座りっぱなしにすると起こる可能性があります。

ところで、侵害受容刺激を受けた神経は刺激に敏感になってしまいます。
「痛みを伴う強い刺激」を加える事で逃避反射を強め筋肉が外部の刺激から身体を守ろうとする反応を強めてしまいます。より敏感になった神経がまたデスクワークで刺激されると・・・。

つまり、「強い刺激」を受けると肩こりはさらに頑固になってしまいます。

また、なぜ強く揉まれたあと「楽になった」と感じるのかはDNICといった理論でよく説明されています。(DNICについて)いずれにしても強い刺激がもたらす反応は身体にデメリットが多いです。

あんのん接骨院の自費メニューは優しいアプローチ。
その時も、その後も良い反応を起こすきっかけ作りをしています。
長く悩んでおられる痛みや不快感が軽減して、日常の生活が少しでも楽しめるようにお手伝いが出来れば嬉しいです。

ご予約・ご相談をお待ちしております。
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