手を当てると痛みが改善する?

不安な時に背中を撫でてもらったり、手を置いてもらったりすると痛みが軽くなったりします。不思議ですね。
皮膚の上にあるCT線維(C-Tactile Fiber)は無害で心地の良い刺激にだけ反応し、オキシトシンという神経伝達物質を脳から放出させます。

このオキシトシンは人を快適な気分にさせたり、意欲的にさせたり、恐怖感や不安感を押さえたり、交感神経の興奮を抑制したり、胃腸を活発にしたり、攻撃性を抑制したり、記憶力の維持に関わっていたり、ストレス反応を減らしたり(コルチゾールの分泌を結果的に減らす)、疼痛閾値を上げて痛みを感じにくくしたりする効果で知られています。

興味深い事に撫で方によってオキシトシンの分泌の仕方が変わります。
1秒間に20センチのスピードで撫でる時には交感神経が優位(興奮する状態)となりますが、1秒間に5センチのゆっくりしたスピードで撫でる時には最もリラックスでき、副交感神経の働きが優位になり、オキシトシンが分泌されるといわれています。このように撫で方によっても快適な感覚になる法則が存在します。
またこの他、撫でられる人との関係性、その人にとって撫でられる事の意味、シチュエーション、なども関係します。

そう言えば、子供の時なんかは「痛いの痛いの飛んでいけー」と言いながら痛みがある所を親にさすってもらったり、背中を撫でてもらったりしました。
こんな理論をその時の自分の両親が知っていたとも思えないし・・・。
無意識に、自然と備わる人の感覚や行動って深いなぁって思います。

もっと分かりやすく、楽しく、詳しく知りたい方に。
DNM JAPAN 岩吉先生の解説動画を以下に貼っております。
動画はDNM JAPANのYouTubeチャンネルから拝借しております。

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