慢性痛

長きにわたり痛みが続くものを慢性痛と言ったりします。

「慢性疼痛」についての研究が進み現在では痛みの情報を伝える道筋(神経の回路)に生じた異常によって慢性疼痛が生じる事が分かってきました。
自律神経や触ったりした感覚を伝える神経などとの関係も明らかになってきて、
「触っただけで痛む」「温度変化によって痛む」「精神的なストレスを受けると痛む」などの説明がつくようになってきました。

侵害可塑性疼痛といった言葉があり、国際疼痛学会では「末梢侵害受容器の活性化を引き起こす実際のまたは脅迫された組織損傷の明確な証拠、または疼痛を引き起こす体性感覚系の疾患または病変の証拠がないにもかかわらず、侵害受容の変化から生じる疼痛」と定義しています。それがなぜ発生するのでしょうか。身体的な問題であれ、精神的な問題であれ、痛みの刺激が増幅する原因が入り続けると発生するようです。
※可塑性・・・物質などが外部からの入力に対して変形適応すること。
この「可塑性」が痛みを生むという考え方は国際疼痛学会によって公的に支持されています。

痛いくらい強い圧力で押す。痛みを感じるほどのストレッチをする。
精神的に傷つけるような言い方をする。冷たい態度で接する。
そういった行為がなぜ、痛みを抱える人にとって奨励されない事なのか。
今やその理由は科学的に説明がつくようになりました。

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