足底の痛みや違和感、足趾の動かしやすさなどにも関連する足底神経を指先まで見ていこうと思います。今回は足底神経の中でも、主に足底の内側半分に分布する内側足底神経を見てみます。
脛骨神経から続く内側足底神経は内くるぶしの後方から母趾外転筋の深層を通り、母趾外転筋と短母趾屈筋の間を前方に走行しながら筋枝として母趾球筋(母趾外転筋、短母趾屈筋)、短趾屈筋、第1虫様筋に筋枝を伸ばし支配します。
皮枝を足底内側の皮膚に向かわせたあと、母趾に向かう1本の固有底側趾神経(第1趾の内側縁)と3本の総底側趾神経に分かれます。
3本の総底側趾神経はそれぞれ2本の固有底側趾神経(第1趾の外側・第2趾の内外側・第3趾の内外側・第4趾の内側縁に向かう)に分かれています。計7本の固有底側趾神経は第1・第2・第3趾の内外側および第4趾の内側縁に分布しています。
足底を指先に向かって伸びる固有底側趾神経は窮屈な靴、特にハイヒールなどはつま先を強く反らす状況となりストレスが加わりやすいです。またその他ゴム底の薄くて硬い履物、先が狭くなっているデザインの靴なども神経にストレスが加わりやすいでしょう。
指の先が痛かったり、親指に違和感やしびれを感じる場合、普段の履物が窮屈でないか、つま先立ちを行う作業が多くないかなどを確認してみると良さそうですね。
足底神経は足底の様々な筋肉を動かしたり足底の感覚を伝える大切な役割を果たしています。
大切な神経のお手入れをあんのん接骨院で試してみませんか?ご予約はこちらから。
★症状の原因として考えられるのは指先の末梢神経が障害されているだけとは限りません。
腰椎の問題や内科的な問題も考える必要があります。長引いている場合や症状があまりにも強い場合は医学的な問題が無いかを確認するために病院の受診をおすすめしています。