「あなたの風邪はどこから?」というCMがありましたよね。
痛みについて言うなら、答えは一つ。痛みは脳でつくられます。
では「あなたの痛みは、脳のどこから?」
今回はそのお話です。
■ 痛みは“脳のネットワーク”でつくられる
痛みは、急性でも慢性でも 脳で表現されている感覚 です。
しかも、どこか1つで作られているわけではなく、複数の脳の領域がチームとして働いて作っています。
これを ペインマトリックス(痛み関連脳領域) と呼びます。
イメージとしては
「おにぎりの味はどれ?」と聞かれても、一言では言えない のと同じです。
塩の味、米の甘さ、具の味、そして“ちょっと嬉しい気持ち”まで混ざり合っていますよね。
痛みも同じで、感じ方は「みんな違う」存在です。
ペインマトリックスの3つの要素
痛みには大きく分けて3つの要素があります。
- 感覚的な要素(どこが・どんな痛み?)
→ S1(一次体性感覚野)・S2(二次体性感覚野) など - 情動的な要素(不安・怖さ・嫌だという気持ち)
→ 扁桃体・島・前帯状回 - 認知的な要素(どう受け止めているか?)
→ 前頭前野
これらが互いに連絡を取り合って、「痛み」が作られていきます。
つまり、
感覚だけでなく、“気持ち” や “考え方・状況” までもが混ざり合って、痛みを作っているということです。
痛みを長引かせる「コツ」は…経験を重ねること
残念ながら痛みは、
長く・繰り返し経験するほど、脳に刻まれて複雑化しやすくなります。
「うわ、ひどい状況ですねガチガチですよ」「相当痛そうですよ」「重症ですね」などと繰り返し人から言われたりすると、不安になったり、自分の身体への認識が変わってしまうかもしれません。
そのほか、きつい刺激、「この後、痛みそう…」という予測、さまざまな要素が影響します。
こういった要素も、ペインマトリックスを興奮させ、痛みを強める方向に働く可能性があります。
上記の通り、痛みのネットワークは複雑すぎて、
特に慢性痛ではこれが原因だと、一つに絞ることは困難だと思います。
ですので、「私の痛みの原因は何ですか?」
という良くある質問は
本当はとても難しい質問なのかも知れません。
慢性痛は「身体のどこが悪いか」だけでは説明できないのです。
だからこそ、
神経系にフォーカスした“痛みのネットワーク”を落ち着かせるケアが大切だと私は考えています。当然、やさしい方法で。当院の施術方針を見る
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引用:痛みを理解しよう‐10分でわかる痛みの対処法(Japanisch)/Deutsches Kinderschmerzzentrum/www.youtube.com/@deutscheskinderschmerzzent1105/著作権 ボリス ツェアニコフ、ミュンスター

