「あ、面白そう!」と思って本を購入することがよくあります。「今読んでいる本が終わったらすぐに読もう」と意気込むものの、その本が読み終わる前にまた別の本を「面白そう!」と感じて購入したり、借りたりしてしまう……。
そんなことを繰り返しているうちに、気づけば積み本が山のように増えてしまいました。今回は、その積み本の中から、ようやく最近読み終えた本をいくつかご紹介したいと思います。
「生理学をめぐる旅」
この本では、様々な生理学者たちが生理反応を証明するために奮闘した姿が描かれており、とても興味深かったです。専門学校で学んだ生理学の授業でお馴染みの学者たちの名前も登場し、彼らにまつわる新しいエピソードが理解をさらに深めてくれました。
特に印象に残ったのは、皮膚を擦ったり刺激したりすることで自律神経の働きが変化する「体性-自律神経反射」に関する章。これは、皮膚や筋肉からの刺激が内臓や血管に影響を与える反応のことですが、その発見までの物語がとても興味深く描かれていました。
『アドラー心理学を語る1~4』
本書は対話形式で書かれていたり、専門的な内容ではありますが非常に理解しやすく、親しみやすい構成になっていました。ですので、心理学には詳しくない私でも一気に読み進めることができました。
本書の中で語られる「課題の分離」や「目的論的思考」といった概念はストレスやプレッシャーに悩む多くの人にとって問題を解消させる大きなヒントになる可能性があるように感じます。
また、個人的には老子や東洋思想との共通点があるようにも感じ非常に興味深かったです。
「叱る依存がとまらない」
この本を読んでいる途中で、「あれ?これ、前にも読んだことある?」と感じておりました。「買って→売って→買って」「借りて→返して→また借りて」みたいなことを繰り返しているんですよ。忘れっぽい自分だからこそ、一生こんな風に本を楽しめるのかもしれません(笑)。
叱る事や怒る事についての説明に「ペインマトリックス」が取り上げられていました。
叱る・怒ることによっても相手に不安や恐怖といった情動体験を引き起こします。
そのような「苦痛体験」を与えてしまう点をみると確かに叱ることは暴力などで痛みを与える行為と変わらないようにも感じます。ただ、我が子に関して言えば他害や自害に関する場面ではやはり咄嗟に叱ってしまうかな…と思いました。
その他、他害自害は別として、叱る・怒ることで相手をコントロールしようとする行為が報酬系に関連し、叱る側がその手段を使うことがなかなかやめられないという点には納得できました。自分がなぜ怒ってしまうのか、叱ってしまうのかについて深く考えたいとき、客観的になりたいときには、この本はおすすめです。
最後にアドラー心理学の「目的論」や「課題の分離」と絡めて、怒ることや叱ることについて様々な視点で考えることができたことは良い体験でした。
また次の「面白そう!」に出会える日が楽しみです。
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